BE:FIRST SHUNTO、RYUHEI、RYOKI……ラジオも好調な“名古屋組”3人が醸し出す兄弟のような空気感

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2022年11月26日 06:01  リアルサウンド

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BE:FIRST『BE:1』(CD+2BD)

 デビューから1年で『NHK紅白歌合戦』の出場を決めたBE:FIRST。ますます活躍の幅が広がっていきそうな予感で、ファンを喜ばせている。楽曲やパフォーマンスが大きな魅力の彼らだが、メンバー同士の仲の良さも見どころのひとつ。今回は、SHUNTO、RYUHEI、RYOKIのトークからその関係性を探ってみる。


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 SHUNTO、RYUHEI、RYOKIの共通点と言えば、愛知県出身だということ。ご当地グループではないのに、同じ出身地のメンバーが3人もいるのは珍しいことではないだろうか。そんな3人は、中部地区のCBCラジオにて放送中の『MIX YOUTH RADIO』内コーナー『BE:FIRSTのBE:TALK!!』に出演している。


 メンバーの素顔が垣間見えるのがラジオの良いところ。年下組のSHUNTOとRYUHEI、年上組のRYOKIということで、RYOKIがトークを引っ張るのかと思いきや、意外とそうでもないようだ。控えめながらもしっかりと発言するRYUHEI、ツッコミを入れるところはきっちり入れるSHUNTO。一方、しっかり者であるRYOKIだが、ときどき天然なところが滲み出てしまい、周りににこやかにフォローされているのが微笑ましい。若干スベってしまったときの、SHUNTOとRYUHEIのスン……とした空気もまたいい。


 ただ、ラジオでのこの絶妙な空気感が最初から完成されていたかと言えばそういうわけでもなく、当初はやはりRYOKIが引っ張っていた印象。現在の3人の軽快なトークは、この1年でそれぞれのスキルが成長した証でもあるのかもしれない。


 BE:FIRSTの公式YouTubeでも、メンバーのオフに近い姿を見ることができる。最近だと、開催中のツアー『BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023』の現場を映したVlogをメンバーが交代で担当している。先日は名古屋と福岡、熊本の会場での様子を記録した動画が公開。このVlogシリーズは、思っている以上にメンバーの性格が出ているのがおもしろい。


 名古屋での撮影を担当したのはRYUHEIとSHUNTOだ。RYUHEI編では、ゲストのMANATOに話を振ってみたり、ボイストレーニングに行く途中の様子、公開リハ直前の様子などもばっちり映されており、彼の真面目な性格が分かる。ついでに、ボイトレの途中に迷子になっているシーンが編集で入っているのもポイントだ。また、RYUHEI目線のカメラに映り、「俺らちょっと盛れてる」と話すMANATOたちのカジュアルなやりとりもレアなシーンではないだろうか。


 SHUNTO編では、メンバーのごくナチュラルな様子が映されている。お弁当を食べているSHUNTOにニコニコしながら絡み、隣に座るJUNON。仲の良い雰囲気がこれだけで伝わってくる。そしてVlogを担当はしていないが、名古屋編ではRYOKIももちろん目立っている。RYUHEI目線のカメラに映っているときは、しっかりキメ顔&カメラ目線。SHUNTOがカメラを向けたときには、なぜか「一人バスケットボール」をしている姿も。サービス精神が旺盛という点はもちろん、互いの関係性があるからこそ生まれるシーンだと言えるだろう。特にこの3人は一緒にラジオを担当していることもあり、自然と仲が深まった点も大きいのかもしれない。


 テレビなどで見せる姿だけでも、BE:FIRSTのメンバー間の仲が良いことは分かる。オーディションを戦い抜き、悩み、切磋琢磨し合ったからこその深い仲だろう。しかし、それぞれの組み合わせによって、関係性というものはやはり変わる。


 SHUNTOとRYUHEI、RYOKIの場合は、兄弟っぽい雰囲気も少し感じられる。しっかり者の兄と、弟たち。でも、兄が困ったらサポートをする。そんな弟たちを笑顔にするために、自然と楽しく振る舞う兄。SHUNTO、RYUHEI、RYOKIの3人だからこその空気感というものが、すでに出来上がっている。今後、この3人の関係性がどう変化していくのかを追うのも、またひとつの楽しみである。(ふくだりょうこ)


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