カフェで何する?どう選ぶ? インスタで人気のフォトグラファーが教えるお気に入りカフェとルーティン

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2022年11月27日 11:30  AERA dot.

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「from afar」は地下鉄田原町駅1番出口から徒歩3分。季節限定のいちじくのタルト650円、ほうじ茶のテリーヌショコラ600円。ブレンド珈琲550円、カフェラテ570円
 昭和、平成を通じて何度もやってきたカフェブーム。令和のいま、カフェのジャンルは百花繚乱(りょうらん)。最新カフェ180軒を網羅したMOOK「東京カフェ2023」が挙げたカフェをめぐるキーワードを見ても、「昭和レトロ」「ニューレトロ」「ALL DAY CAFE」「台湾」「パフェ」「KOREA」「ヌン活」「ドーナツ」「TEA」と、レンジの広さは驚くほどだ。


【写真】行きたくなる!素敵カフェはこちら こうなると、カフェって何?どうやって選べばいいの?という気持ちにもなってくる。そこで、インスタグラムで人気に火がつき、雑誌でも活躍中の、カフェ愛あふれるフォトグラファー6151(ロクイチゴーイチ)さんに、お気に入りのカフェとカフェでのルーティンを聞いた。


静寂が漂う大人のカフェ
「from afar」



 公式インスタグラムの美しい写真たちをきっかけに「light source」が運営するカフェのファンになったという6151さん。カフェだけではなくショップも含め、蔵前エリア周辺に集まっている。「from afar(フロム アファー)」は、2015年に東駒形でオープン。2019年に現在の田原町へ移転し、2021年12月にリニューアルした。2022年オープンの「半月焙煎研究所」や「シノノメ製パン所」とあわせて、はしごすることもしばしばだという。



 リニューアル後の「from afar」は、入り口正面にあった天井までの大きな棚がなくなり、吊り下げのグラス棚に変わるなど、以前より明るく開放的な空間に。元印刷工場だったという広々とした店内には、75席がゆったりと配置されている。サロンのようなソファ席やひとりくつろげるカウンター席、日差しが気持ちいいテーブル席は、エリアごとにディスプレイを変え、異なった雰囲気が楽しめるのも魅力。彩るインテリアがまた素敵で、わざわざ足を運びたいと思う異空間が広がっている。


 店内で、光の入り具合をチェックすることと、いつも違う席に座ることは、6151さんの「カフェルーティン」。一つの店内に異なる雰囲気の空間が共存している「from afar」なら、訪ねるたびに新しい発見ができそうだ。


すべてのバランスが秀逸な
「welk」&「taik」



 JR恵比寿駅と目黒駅のちょうど中間、街路樹が茂る目黒三田通り沿いにあるカフェ「welk(ウェルク)」が、6151さんが教えてくれた2軒目のお気に入りだ。恵比寿からお散歩がてら「wellk」を訪れ、ヴィンテージ家具が並ぶ空間に一目ぼれ。そして料理のおいしさに、心と胃袋をわしづかみにされたという。



「wellk」は、昭和の時代に建てられた趣あるビルの2階にある、季節の料理をセットで提供するカフェレストラン。セットはメインだけを選ぶタイプ。このシンプルな潔よさも6151さんのお気に入りだ。2022年春には1階にベイク&コーヒースタンド「taik(タイク)」もオープン。To Goや朝食、軽食のために立ち寄る人たちでにぎわっている。



「wellk」も「taik」も店主が選び抜いたアンティークに囲まれた美空間で、居心地は抜群。コンセプトは変えているため、同じ空気をまといながら違う雰囲気なのもいい。ショーケースに一緒に並ぶベイク(焼き菓子)は、形だけでなく材料の配合を変えるなど、全く別物になっている。コーヒーも各店のメニューに合わせてブレンドを変え、完全に差別化している。シチュエーションや気分によって使い分けできるのもうれしい。


 6151さんは自身のカフェルーティンに、「友だちとは別のメニューをオーダー」「翌日のお楽しみ用にTo Goはマスト」「つい、テーブルの色や材質をチェック」「アンティークを探してしまう」を挙げるが、オーダーも持ち帰りも材質チェックもアンティーク探しも、やりがいのあるカフェが「welk」&「taik」だ。


「ただいま」と通いたい
我が家のような「雨音茶寮」



「雨音茶寮(あまねさりょう)」は、千駄木の路地に佇む築70年の古民家をリノベーションしたレトロモダンなカフェだ。日頃、検索サイトの口コミを参考にカフェ探しをするという6151さん。SNSより写真やコメントに素が出ている感じがして、使いやすいという。「雨音茶寮」も谷根千での仕事帰りに、検索して訪問。店主のこだわりが詰まった世界観と、家に帰った感覚になれるあったかい雰囲気がお気に入りだ。



「パリにある日本のカフェ」をイメージしたという店内は、古いものを大切にした新旧ミックスの空間。張り直した床は店主自らエイジング加工を施し、もともとのコンクリートの壁には、ネイビーの塗料を塗った板を貼るなど、こだわりが満載だ。インテリアは特注のオリジナル。鏡やテーブルなどは丸みを帯びて、柔らかな空気感を生み出している。


 お茶のセレクトも必見。静岡最古の本山茶の産地として知られる里山、水見色地区のお茶や静岡・丸子の国産紅茶などを揃える。ほっと一息、心安らぐ休息にぴったりだ。その日のおばんざい4品に出汁茶漬け、ドリンクがつく「雨音ごはん」にプラス100円でドリンクを緑茶に変更できる。茶葉は日替わりで、玄米あられが付くのもうれしい。



 最後に6151さんが挙げてくれたカフェルーティン「メニュー選びは体に優しいを意識」「スタッフさんの作業風景を眺めるのも好き」「これ素敵!と思ったら聞いちゃいます」は、この「雨音茶寮」に出合って生まれたものなのかもしれない。


(写真 6151/構成 生活・文化編集部 白方美樹)


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