平井大、初の単独武道館公演を特別編成で 新曲公開&ビーチライブ開催も発表「音楽ができるのはみんなのおかげ」

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2022年11月28日 22:00  ORICON NEWS

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『HIRAIDAI TOUR 2022』日本武道館公演を開催した平井 大
 シンガー・ソングライターの平井大が28日、全国ツアー『HIRAIDAI TOUR 2022』(9ヶ所14公演)の東京公演を、自身初となる日本武道館で開催した。

【写真】満面の笑顔で…自身最大規模の全国ツアーを開催した平井 大

■序盤から全力&アットホームな空気に包まれた自身初の日本武道館ライブ

 この日のライブには、デビュー当時から平井を支え続けてきたバンドメンバー、昨年のツアーから帯同しているコーラス隊に加え、ホーン&フィドルチームも参加。そんな特別編成のステージに登場した平井は、「Greatest Journey」でライブをスタートさせた。第一声が響いた瞬間からサーフミュージックらしい疾走感で満される会場。平井もその熱気をうれしそうな笑顔で受け止めつつ、「Surf Time」「Kiss Me Baby」といった楽曲で大きなグルーヴを生んでいった。

 6曲目「GIRL FIRIEND」まで一気に駆け抜けた後、平井は「My Home Town, Tokyo!」とあいさつ。「東京でライブ、一番いいね。Thank you!」とファンに感謝を告げた。そこから「きょうは僕にとっても、みなさんにとっても、いい一日になるようにゆっくり楽しんでいきましょう」と語り、BPMをやや落として「A Good Day」「Life is Beautiful」などをしっかりと聴かせた。

 中盤では、「きっと懐かしいなと思ってもらえる曲です。みなさんも愛おしくて、戻りたくても戻れない日々を思い出しながら聴いてもらえたら」と切り出し、「Remember The Days -君との足跡-」を披露。さらに、「この曲知ってる?」と冗談っぽく笑いながら、「MIRROR MIRROR」「Buddy」といった2020年から始まった連続配信曲も立て続けにパフォーマンスし、まさに“オールタイムベスト”と呼べる内容でライブは進んでいった。

 その後のMCでは、「盛り上がってくれて本当にありがとう。Thank you very much.I love you all」と語りかけた平井。そして「最近何かの記念日だったっていうカップルの方いますか?」とコミュニケーションを図り、応えたファンに向けて「次の曲はあなたたち2人に贈ります」と言いながら「Anniversary」を届けたシーンも。その後、「僕のパートナーもたぶん子どもとTikTokライブ観てると思う。この会場のすべてのカップル、そしてまだ理想の人が見つかっていない人の未来にも」と、代表曲「Stand by me, Stand by you.」をパワフルに歌い上げた。

■楽曲の多彩さとともに、自身の“マルチプレイヤーとしての風格”もアピール

 平井の演奏者としての懐の幅広さがじっくり体感できたことも、同ライブのポイントとなった。パーカッシブなプレイを見せた「GIRL FRIEND」や、叙情的なストロークとアルペジオで独自のアーティキュレーションも披露した「Romeo+Juliet -Love goes on-」などでは、永らく愛用しているマーティン製アコースティックギターOMJMを握った平井。

 一方、「Kiss Me Baby」や「Dream」などでは2本のフェンダー製ストラトキャスター(Fender Custom Shop製2019Limited Roasted Tomatillo Strat II Journeyman Relicと、同社製Stevie Ray Vaughan Signature Stratocaster)を手にして、印象的なギターリフやロックンロール調の長尺ソロも決める。「Stand by me, Stand by you.」では前半をアコギ、後半をエレキに持ち替えて弾き切るという離れ技も披露していた。

 「Life is Beautiful」や「One Love -Pacific Harmony-」などでは、ロメロ・クリエイションズのテナーウクレレ(Grand Tenor Premium Koa)をチョイスし、強烈なトレモロピッキングやソロプレイも聴かせ、マルチプレイヤーとしての実力をたっぷりとアピール。そして、幅広い曲調に応じて多彩に変化していく平井の歌声を、ブレスの加減やフェイクの絶妙さにいたるまでしっかりと表現し切ったシュア製ダイナミックマイク(SM7B)も功労者となっていた。

■ライブ終盤では新旧の楽曲から放たれる力強いメッセージと愛情で魅了

 終盤のMCで、「僕の音楽を仲良く、平和に聴いてくれてる。これは未来への希望かなと思います」としみじみ語った平井。「そういう曲を作ろうかなと思っていたんですが、過去の曲を聴いていたらピッタリな曲を見つけまして」と話し、「One Love -Pacific Harmony-」を披露。そこから「祈り花」「題名のない今日」といったバラードを続けて大きな感動を生んだ。

 本編のラストでは、「いつも曲を出すと、僕のソーシャルメディアには温かいコメントが付きます。ライブをすればたくさんの人が観に来てくれる。こんなにうれしいことはありません」と、あらためて感謝を伝えた。「みんなから大きな希望をもらって、パワーをもらって。音楽ができるのはみんなのおかげです。ありがとう」と真剣なまなざしで語り、「つらいこと、壁にぶち当たること、不安なこと、たくさんあります。それが人生ですね。そういうときにも、僕に希望をくれたのはみなさんです」と、オーディエンスに向けたエールとともに「Hope」を贈った。

 TikTokライブの模様をスマホに映し出しながらアンコールに登場し、「パートナーに送っていい?」とその場でファンとともに写真やムービーを撮影。さらに「みんな聴きたい曲聴けた?」と話しかけ、リクエストを受け「Peek-A-Boo」「THE GIFT」「Life goes on」「Promise」を急きょアカペラで披露する場面も。そんな自由奔放ながらファンに寄り添う平井を、観客は大きな手拍子でたたえていた。

 弾き語りスタイルで「My Little Rose」をパフォーマンスした後、「今年の8月にDaddyになりました。無事に元気に生まれてきてくれて、毎日ありがとうという気持ちです。My Wifeyにもありがとう」と心境を口に。そして、力強い声とコードストロークで「栄光の扉」を歌い上げ、サプライズとして『HIRAI DAI THE BEACH TRIP 2023』が来年5月と6月に関西/関東で開催することも発表した。

 「最後の曲はみなさんに決めてもらおうかなと」と切り出し、平井が挙げた2曲からオーディエンスの拍手が大きかった方を演奏するという異例のラスト。この日は「また逢う日まで」と「Slow & Easy」が候補となり、僅差で「Slow & Easy」が選ばれた。平井のアカペラからゆったりとバンドインし、会場で両手を振る観客とTikTokで楽しむ観客も巻き込みながら大団円を迎えた。

 終演後には、新曲「Love & Happiness(Let's Be a Santa)」のリリックビデオを披露。同曲は、平井とスターバックスとのコラボレーションで制作された“ホリデープログラムソング”になる。このコラボ楽曲のリリースは2020年の「Starbucks, Me and You」から毎年続けられており、平井は第3弾となる同曲を本公演当日に配信リリースしていた。

 軽快にハネるビートと心地好いグルーヴ、ウインドチャイムやベルの音色が “祝祭感”を前面に打ち出し、平井の歌声はコーラスとともに美しいハーモニーを届けていく。そして、ステージ背後のLEDビジョンに投影された幸福感あふれる映像と言葉で、会場に一足早くクリスマスを到来させてライブを締めくくった。
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