Snow Man目黒蓮、今熱くなっているものは「お芝居」 初の映画単独出演作で“不器用”に向き合う【インタビュー】

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2022年11月29日 07:00  ORICON NEWS

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映画『月の満ち欠け』に出演する目黒蓮(SnowMan)(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
 人気グループ・Snow Manの目黒蓮(25)が、単独で映画初出演する『月の満ち欠け』が12月2日(金)に公開される。直木賞作家・佐藤正午による同名小説を実写化した今作は、“瑠璃”という女性を巡る壮大で数奇な運命を描いたラブストーリー。目黒は俳優・有村架純演じる正木瑠璃と恋に落ちる大学生・三角哲彦を演じている。

【写真】目黒蓮、大泉洋との共演シーン

 仕事も家庭も順調だった主人公・小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを同時に失ったことで一変する。そこへ、娘の瑠璃は、正木瑠璃という女性の生まれ変わりなのではないか、と言い出す三角哲彦が現れて…。

 「愛する人にもう一度めぐり逢いたい」という想いが起こした“奇跡”がつむぐ物語。インタビューでは、自らも反省するほど不器用にのめり込んだという今作での芝居を回想。キーワードとなる“運命”について、そして話題作への出演が続くなか、「すごくお芝居に熱くなってる」と胸の内も明かしてくれた。

■感情揺さぶるシーンは前日から準備 撮影向かう車中で隠れて涙「多分、マネージャーさんにはバレていない(笑)」

――まず台本を読んだ際はどのような印象を抱きましたか。

役柄は自分とリンクする部分もたくさんありましたし、自分が演じたいと、運命を感じました。

――グループから離れ初めての映画出演にプレッシャーは。

もちろん、なくはなかったけど、それよりも『学びたいな』って気持ちの方が、圧倒的に大きかったです。

――実際に、撮影を振り返っていかがでしたか。

たくさん勉強をさせてもらいに行っていました。本当に良い時間、貴重な時間だったなと、思います。最初にオファーを聞いた時は本当にびっくりしましたが、またたくさん学べるんだって、ウキウキワクワクであの現場に行ってたのを覚えてます。

――役作りで意識したことや監督から言われたことはありましたか。

監督が言ってくれたことで、すごく印象に残っているのが「例えば『今日は、このシーンとこのシーンとこのシーンを撮ります』となったら、そのシーンひとつひとつの気持ちを持ってきてくれればいい、それをつなげるのが俺らの仕事だから。気持ちだけを、とにかく持ってきてくれればいいよ」と言ってくださった。撮影するシーン一つ一つの気持ちを、ちゃんと整理して現場に持っていくというのは、コツコツ積み重ねてやってました。

――三角と恋愛関係となる有村架純さんとの共演はいかがでしたか。

僕は現場で、常に1人で感情を整理したりする方が役に向き合いやすいのでずっと1人でいたんですけど、多分有村さんもなんかそういう方なのかな。ですが、「短い撮影期間だけど、役を通してしっかり信頼関係を築いていければいいなと思います」と、言っていただき、ありがたかったです。

――カメラが回っていないところでは、あまりお話する機会はなかった。

そうですね。僕は重いシーンが続く撮影期間はもうずっと泣いていて。感情を揺さぶらされるシーンを撮る日は前日の夜から気持ちを整理する。その日が始まってからずっとその気持ちでいかないと撮れない。なので朝、現場に向かうためのマネージャーさんの車の中で、めっちゃ泣いてました。多分マネージャーさんにはバレていないと思うのですが…(笑)「よーい、スタート」でポロッと涙が出るほど器用じゃない。だからずっと(三角の気持ちになって)考えていないといけない。なので、撮影の前に共演者の方と、ワァッとお話して、というのはなかったですね。

――現場に行く前から三角モードに入っていたんですね。

ひとつのことしかできない自分の性格はすごくがっかりするんですけど(笑)、もっと器用にポロッと泣ける器用さがあればよかったのですが、自分はそういうタイプではないので、きょうはこれを撮影する、となったら、ずっと頭の中でそのために気持ちを整理していました。

――そのまっすぐさが三角にも共通している気がします。他の仕事と平行していた時、切り替えスイッチはどうされてましたか。

でもどこかしらには(三角の存在が)あったと思うんです。グループのみんなとお仕事したりしてる時とかも、撮影期間中はあった気がします。

■試写後のラウールの反応に喜び「会話もできないくらい泣いていて…」

――今回の出演にあたってSnow Manのメンバーの反応はいかがでしたか。

すごく喜んでくれてましたし、僕が試写を観た時に、ラウールも観に来ていたんです。ラウールはずっと号泣してて、終わって明るくなってるのにずっと号泣。立てないくらい泣いてた。自分もそれにもらい泣きしていました(笑)。自分も結構泣いちゃって顔パンパン。それくらいメンバーのみんなも喜んでくれてうれしい。会話もできないくらい泣いててティッシュボックスを持ってきてもらってました(笑)。

――恋愛映画に出演するという点での反応は?

特にそういう視点からはなく、自分もそうですがメンバーに、1つのお仕事が決まるとみんなで喜ぶみたいな感じなので、今回もそうでしたね。誰かがイジってきそうだなっていう感じはないです。みんな、ちゃんと真面目に観てくれそうな気がします。

――一番泣きそうなメンバーはいらっしゃいますか。

ラウールだと思いますね。自分に結構価値観が似てるところがある。僕自身、台本を初めて読んだとき、すごく心を打たれて。多分、ラウールも「あっ」って思うものがあるだろうなって思っていたので、その反応がうれしかったです。

――さきほどのお話の通り、撮影期間中はかなり思い詰めていたような日もあったと思いますが、メンバーの支えはありましたか。

単純にグループのお仕事してる時とかに、みんながすごく笑わせてくれたりとかするので、幸せな気持ちになってました。ありがたかったです。

■自身にとっての運命の出会いとは…「ひとつでも欠けたら今の自分はない」

――三角とご自身に「リンクする部分を感じる」とおっしゃっていましたが具体的には。

実際に「じゃあね」ってして、それで一生会えないなんて思わない。でも自分はそういうことを考えることが多くて。もしかしたらこれが最後の可能性だってゼロじゃない。そう考えたら、その「じゃあね」も変わるなって。そういうことをずっと考えながら生きてきたので、その価値観がこの作品を通しても、また改めて考えさせられましたし、そういう部分に共感しました。

――三角を演じて共感した部分や考え方が変わった部分はありますか。

瑠璃さんに出会って、まっすぐにアタックもするし、そういうもちょっとした性格一つ一つが、自分も20歳の頃とリンクするなと。今もそうだと思うんですけど、共感しましたね。

――三角のように、ひとりの人を思う人生はロマンチックでもあるけどしんどい人生でもありますよね。

でも僕はすてきだな、と思いました。まっすぐで一途な感じは、僕はすごく好きです。

――三角のような恋をしてみたい?

思います。そんなに好きな人がコロコロ変わるひとは嫌じゃないですか(笑)。これくらい想っていられる人でいたいな。

――目黒さん自身の運命を感じた出会いは。

たくさんありますね。身の回りの全部、ひとつでも欠けたら今の自分はないな、と思うことが多いです。出会いによって自分の人生が本当変わったなって思った瞬間があって、あれがなかったら、多分、自分は今、デビューしていないと思える出会いもたくさんあった。いろいろな経験の上で出会いは大事だな、と思います。

――役者としての出会いはいかがですか。

毎回、現場ごとに自分は出会う人に恵まれているな、と思います。出会う人みんな、愛を持って、いろんなこと教えてくださる。だから、自分もひとつもこぼせない。ちゃんと全部の学びを拾っていきたいと思うし、そういう意味では全部の作品ですね。

――フジテレビ系連続ドラマ「silent」(毎週木曜 後10:00)や単独初主演映画『わたしの幸せな結婚』、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」など、話題作への出演が続いています。今、演じるっていうことに対して、目黒さんはどのように捉えていらっしゃいますか。

すごく大変なことだなと思うからこそ、役者の皆さん、それを作り上げてるスタッフの皆さんに、本当に尊敬しかない。みなさんのたくさんの努力が一つ一つ積み重なって、映画という数時間になっている。すごい世界、大変なお仕事だと思いますが、自分の人生の中では、できないことが役を通してできることは面白いなと思います。そういうところに楽しさを見出しています。

――今後の役者としての展望は。

とにかく気持ちでやってるんです。その気持ちを届けられる人になりたいなと思います。そして、その作品を観て『明日も頑張ろう』とか、それくらいでもいい。なにかを思ってもらえたら。そう思ってもらえる人になりたいです。

――この作品での手応えはいかがですか。

自分は本当にもうあの瞬間で、出せる全力を尽くしたので、もうあとは見てもらうだけかな。

――三角のまっすぐで熱い思いが描かれています。最近、目黒さんが熱くなっているものは

なんだろう。でもすごくお芝居に熱くなってると思うんです。いろんなことを教えてもらって自分がチャレンジしてトライしてやってみて、その緊張感だったり、相手はこういう顔をするんだ、じゃあ自分はこういう風にセリフを言ってみようか、とか、細かな挑戦が楽しいですね。

『月の満ち欠け』
監督:廣木隆一、脚本:橋本裕志、原作:佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
出演:大泉 洋、有村架純、目黒 蓮(Snow Man)、伊藤沙莉/ 田中 圭、柴咲コウほか
2022年12月2日(金)公開
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/
公式Twitter:https://twitter.com/eiga_tsukimichi
c2022「月の満ち欠け」製作委員会
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