サインツ、パフォーマンス改善の理由は「スタイルを変え、好みに合わせてF1-75を微調整した」からだと語る

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2022年11月29日 14:11  AUTOSPORT web

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2022年F1第10戦イギリスGP カルロス・サインツ(フェラーリ)
 カルロス・サインツは、フェラーリのF1-75の開発過程のおかげで、今夏の彼の結果が改善されたのではないかという意見を一蹴した。

 チームメイトのシャルル・ルクレールは、2022年シーズンの序盤に2戦で優勝し、シーズン序盤ではサインツを一貫して上回っていた。しかしその後サインツはパフォーマンスを上げることができ、初夏のイギリスGPではF1初優勝を飾った。

 サインツの改善はフェラーリの開発スケジュールと一致していたが、サインツはこのふたつの出来事の相関関係を否定している。

「マシンが僕のスタイルに合わせて開発されたとどこかで読んだけれど、それはまったくの間違いだと思うよ」とサインツはアブダビでのF1最終戦後に語った。

「マシンの感触はシーズン序盤とまったく同じだ。レッドブルやメルセデスに比べると速さの面で劣る」

「僕はドライブの仕方を学んだだけだ。自分のドライビングスタイルを変え、自分の好みに合わせてセットアップを微調整した」

「でもマシンは僕に向けて開発されたとかそういうことはない。そういった指摘がされないことを願うよ。それはまったくのでっちあげで、今年の本当の話ではないからね。僕たちはメルセデスやレッドブルに開発で遅れをとっただけだ」

 サインツのパフォーマンスは間違いなく改善されたが、彼は最終的にドライバーズ選手権でルクレールに62ポイント差をつけられた。ルクレールのシーズンを評価したサインツは、ルクレールがランキング2位につけたことを称賛し、また彼の力強いパフォーマンスは、ドライビングスタイルの変更とペースの改善に向けた努力によるものだと認めた。

「彼は今年の2位の座にふさわしいと思う。この世代のマシンで、シーズン全体で本当に速かった。彼は素晴らしい走行をしていたので、僕も自分のドライビングを変更して適応させ、彼に近づこうとした」

「彼におめでとうと言いたい。彼はドライビングの面で最高のシーズンにしたから、チェコ(セルジオ・ペレス)の前にいるのがふさわしいよ」

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