又吉直樹、今も忘れない北陽高校サッカー部時代の光景 決勝戦を見に来た父親が「砂場で相撲とってた」

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2022年12月02日 12:51  Techinsight Japan

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又吉直樹、父親の忘れられない行動とは…
お笑いタレントで小説家の又吉直樹(ピース)は高校時代に強豪校サッカー部でレギュラーになり、インターハイに出場した経験を持つ。又吉によると頑張れたのはサッカー部の仲間やコーチのおかげだが、実は父親に認めてもらおうと奮起した部分もあるらしい。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で学生時代に目撃した父の意外な姿を振り返った。

大阪府出身の又吉直樹は小学生の頃からサッカーをはじめ、中学、高校とサッカー部に所属した。11月28日放送のラジオ番組『又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間』(NHKラジオ第1)によると、初めての試合を両親が見に来てくれたのは嬉しかったが、父親の言葉が脳裏に焼きついて離れないという。父はデビュー戦を終えた又吉を「恥ずかしかった。お前が一番下手だった」と酷評して「一生見に来ない」とまで言い放ったそうだ。

やがて北陽高校(現・関西大学北陽高校)に進んだ又吉は、サッカー部のレギュラーとして活躍するまでになった。北陽高校と言えば水谷尚貴や大塚翔平、海外で活躍した長岡郷など数々のプロサッカー選手を輩出したことで知られる。又吉が昨年3月にYouTube「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」で公開したリフティングに挑戦する企画では、先輩芸人が「北陽高校のレギュラーでしょ。えげつないレベルだよ」と感心していた。

それほどの名門校とあり、又吉が所属するサッカー部が大阪私立高等学校総合体育大会、いわゆる“私学大会”で決勝まで残った。又吉は父親に「二度と見に行かん」と言われてから一度も試合に呼ばなかったが、この時ばかりは「成長した自分を見てほしい」との思いから声をかけた。決勝戦当日、父は友だちと2人で見に来てくれたものの北陽サッカー部は先制されてしまう。

又吉としては「父ちゃんにいいところを見せたいのに」とモチベーションを上げて、チームは「1−1」に追いついた。その瞬間「やったよ父ちゃん」と心の中で叫んだことだろう。ところがその姿をさがしていると、試合を見守っているはずの父親は友だちと「砂場で相撲をとっていた」そうだ。緊迫感がある“私学大会”で、しかも息子が出ている試合中に親がすることとは思えない。結果は北陽高校が優勝したが、父は相撲にも飽きて途中で帰ったらしい。

又吉直樹は高校を卒業して吉本興業のNSC東京校に入るが、芸人になってからもサッカーは個人的に続けている。又吉自身は意識せずとも「北陽高校のレギュラーでしょ」と言われるのだからサッカー部時代のオーラは健在のようだ。そんな又吉はラジオ番組で父の相撲を振り返り、「今思えば、おもしろさもあった」と評しながら「父親に認められたいというのはあった」と吐露していた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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