3年ぶり23回目のニスモフェスティバル2022が開幕。ドライバーを代表して松田次生が開会宣言

　12月4日、静岡県の富士スピードウェイで日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）のファン感謝イベント『ニスモフェスティバル2022』が開幕。早朝から多くのニッサン／ニスモファン、モータースポーツファンが駆けつけた。

　2022年で23回目を迎えるニスモフェスティバルは、その年のシーズンを戦ったニッサン系ドライバーやチーム監督、歴代のニッサンマシンが一堂に集結し、集まったファンに向けて感謝を伝えるイベントだ。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年、2021年と2年連続で開催が見送られていたニスモフェスティバル。3年ぶりかつ、ニッサンのエースナンバーでもある”23”回目の開催となる今季は、スーパーGT GT500ではカルソニックIMPUL Z、GT300ではリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、さらにENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by HankookではHELM MOTORSPORTS GTR GT3がチャンピオンを獲得したことから、晴天に恵まれた富士スピードウェイには早朝から多くのファンが訪れた。

　午前のイベントは8時からニスモカーズ・パレードラン、続いて1970年前後のヒストリックカーが現役時代のようにバトルを繰り広げるニッサンヒストリックカー・エキシビジョンレース、Z33／Z34ユーザーによるZチャレンジのエキシビジョンレースが立て続けに行われ、早朝からレーシングサウンドが響いている。

　さらにその後は午後に行われるイベントに向け、さまざまなカテゴリーのマシンがウォームアップ走行を行い、11時40分からはニスモフェスティバル2022に参加する全ドライバーと監督がホームストレート上に登場してウェルカムセレモニーが開催された。

　セレモニーではニスモCOO兼、スーパーGT GT500クラスに参戦するニッサン系チームの総監督である松村基宏が代表して、「本日はひさびさ、そして長らくお待たせしたニスモフェスティバル2022にご来場くださり本当にありがとうございます」と語り、グランドスタンドに集まったファンに向けてあいさつと応援への感謝を述べた。

「今年新たにニッサンZを投入したスーパーGT GT500クラスにつきましては、昨年亡くなった鈴木豊がチーフエンジニアとして設計したクルマになります。ファンのみなさまの応援もありまして、TEAM IMPULが27年ぶりのチャンピオンを獲得することができ、ランキング2位にもNDDP RACINGが入りました」

「GT300ではリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがチャンピオン、TANAX GAINER GT-Rがランキング3位になりました。さらにスーパー耐久ST-XクラスではHELM MOTORSPORTS GTR GT3がチャンピオンを獲得し大変喜ばしいシーズンになりました。今日はみなさまに楽しんでいただけるように私ども一同、精一杯りますので、どうぞよろしくお願いいたします」
　
　さらにドライバーを代表して松田次生が、「今日は快晴のもとニスモフェスティバルを開催でき、そして3年ぶりにみなさんの前でファンイベントを開催できることをうれしく思っています。今日は思う存分ニスモフェスティバルを楽しんでいってください！」と続けてあいさつを行いウェルカムセレモニーを締めくくっている。

　午後からもニッサンモータースポーツ・ヘリテージランを皮切りにさまざまなプログラムが予定されているニスモフェスティバル2022。イベントの様子はニスモ公式YouTubeチャンネルでライブ配信も行われているので、会場に行けない方はそちらで楽しんでほしい。