来季のカーナンバーも明らかに。ニスモフェスティバル2022でスーパーGT＆スーパー耐久王者に花束が贈呈

　12月4日の静岡県の富士スピードウェイで開催された日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）のファン感謝イベント『ニスモフェスティバル2022』内で、スーパーGTとENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookでチャンピオンを獲得したカルソニックIMPUL Z、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、HELM MOTORSPORTS GTR GT3の各ドライバーに花束が贈呈された。

　2022年シーズンはスーパーGT GT500クラスではカルソニックIMPUL Z、GT300クラスではリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、そしてスーパー耐久ではHELM MOTORSPORTS GTR GT3がシリーズチャンピオンを獲得したニッサン／ニスモ陣営。12月4日に富士スピードウェイで3年ぶりに開催されたニスモフェスティバル2022では、そんな3チームのドライバーたちに対してチャンピオン獲得を祝福する花束が贈呈された。

　まず初めにスーパー耐久ST-Xでチャンピオンを獲得したHELM MOTORSPORTS GTR GT3の鳥羽豊／平木湧也／平木玲次に花束が贈られ、まず鳥羽が「今年はスーパー耐久でチャンピオンを獲得することができましたけど、これはニスモさんのサポートとニッサンGT-RニスモGT3というマシンがなければ成し遂げることができなかったことです」とニッサン／ニスモへの感謝を語った。

　続いて平木兄弟の兄である湧也は「今シーズンからニスモさんと関係を持たせていただきましたけど、本当にファンの方たちも含めて本当にファミリーのような暖かさを感じました」と語り、弟である玲次も「このニスモフェスティバルに参加させていただき、ニッサンとニスモのモータースポーツの歴史を肌で感じとることができました。来年もこの場に戻ってこれるように精一杯頑張るので応援よろしくお願いします！」と続けた。

　その後はスーパーGT GT300クラスでチャンピオンを獲得したリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの藤波清斗とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、近藤真彦監督に花束が贈呈された。

　花束を贈られた藤波は「昨年はランキング2位で非常に悔しい気持ちで終わってしまいましたが、2022年は開幕戦から優勝することができました。ライバル勢も強かったのですけど、近藤監督とJP（オリベイラ）さん、KONDO RACINGとともに最後まで諦めない気持ちを持って走り続けた結果、2度目のチャンピオンを獲得することができました。本当にうれしいです」と改めて喜んだ。

　またオリベイラも「今年はスーパーGTとスーパー耐久で素晴らしい成績でシーズンを終えられ、ニッサンの力を示すことができた。これは本当にファンのみなさんのおかげだと思うから、本当に感謝しているよ」と語ると、続けて「応援ありがとうございます。また来年会いましょう！」と日本語であいさつを行った。

　さらに近藤監督も「僕は星野（一義）さんの背中を追いかけてここまでやってきましたが、やっとこういった場に立つことができるようになりました」と喜びを語ると、来季のカーナンバーについては「56でいきます」と宣言した。

　最後にはGT500クラスでチャンピオンに輝いたカルソニックIMPUL Zの平峰一貴、ベルトラン・バゲット、星野一義監督に花束が贈られた。

　平峰は「ファンのみなさんとうれしさと喜びを分かち合えることを本当に嬉しく思います。一戦一戦ファンのみなさんが僕たちを支えてくれたのでチャンピオンを勝ち取ることができました」と、改めてチャンピオン獲得の嬉しさを語ると、バゲットも「僕は今年初めてニッサンに加わったけど、素晴らしい応援に加え、ファンのみなさんが非常に暖かく迎えてくれた。本当にみなさんのおかげでチャンピオンを獲得することができたから、来年もガンバリマス」と続けた。

　そして締めの言葉を任された星野監督は平峰とバゲット、そしてTEAM IMPULのメンバーに改めて感謝の言葉を述べると、来季のカーナンバーについて「1番という番号も与えられますが、僕的には12でいきたい」と語り、平峰とバゲットもこれに同意したことで、2023年もTEAM IMPULはおなじみのゼッケン“12”をつけ、2連覇を目指してシーズンを戦うことに決定。これでスーパーGTに参戦するTEAM IMPUL、KONDO RACINGともに現時点で来季のカーナンバーは変更されないことに。12、56という両チームおなじみのゼッケンで参戦する2023年シーズンの戦いにも注目だ。