東出昌大、覚悟が必要な映画出演も胸を張る「傷口に塩を塗り込むかもしれないけど」
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2022年12月05日 21:05 ORICON NEWS

胸を張ってあいさつに臨んだ東出昌大 (C)ORICON NewS inc. 俳優の東出昌大が5日、都内で行われた映画『とべない風船』(2023年1月6日公開)の完成披露上映会の舞台あいさつに参加した。
【写真】ガチガチに緊張していた監督をフォローしていた東出昌大 豪雨災害を描いた本作。広島で先行上映されているため、観客の感想を問われると宮川博至監督は「豪雨災害のお話がテーマの1つとして入っている。実際に被害を受けて、胸まで土砂に埋まった方、この災害で大切な人を失った方とか、いろんな方と上映後にお話をさせていただく機会があった。皆さん『よかった』とおっしゃっていただけた。完成してよかったなと思います」と振り返る。
東出も広島での舞台あいさつに足を運んだ。「豪雨災害で被災された方がご覧になって、傷口をえぐるではないですけど、もしかしたら塩を塗り込むぐらいきつい思いを追体験させてしまう可能性もあるのが映画」としながらも「僕らも精いっぱい覚悟を持ってやり終えた。お客様が僕らに声をかけてくださる時に『思い出していっぱい泣いたけど撮ってくださってありがとうございました』と最大級の言葉をいただいた。今、胸を張って、ここに立っていられます」と口にしていた。
同映画は、豪雨で家族を失い、心を閉ざした漁師の憲二(東出)が、人生に迷い疎遠になった父親に会いに島にやって来た元教師の凛子と出会い、家族でも恋人でもない二人の永遠に晴れそうにない心の行方を、美しい島々が連なる多島美(たとうび)を有する瀬戸内海の島を舞台に描いた感動作。
そのほか、三浦透子、浅田美代子も参加した。
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