『舞いあがれ!』佐野弘樹、目黒蓮との対峙のシーンは「何も考えず、完全に受け身で臨みました」

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2022年12月06日 12:02  デビュー

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デビュー

連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演した佐野弘樹(C)NHK
 俳優の福原遥がヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(月〜土前8:00総合/前7:30BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)にヒロインの航空学校の同期・水島祐樹役で出演の佐野弘樹からコメントが到着した。

【写真】連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演中の濱正悟

――『舞いあがれ!』に出演することが決まったときの気持ちは?

それはもう、素直にうれしかったです。朝ドラ出演も初めてですし、NHKの番組に出ること自体が初めてでした。現場に入ってまず驚いたのが、5台のマルチカメラで撮るという撮影方法。僕はこれまで映画の現場が多かったのですが、映画って基本的に1台のカメラ、多くても2台ぐらいですから。それから、1シーンを撮り終えるごとに行われるモニターチェックで、毎回自分のお芝居を見直す時間があるのも新鮮で。これまで同年代の登場人物による「群像劇」みたいな作品をあまりやってこなかったので、「みんなで苦楽を共にして乗り越える」というお話を作り上げていくのは、新たな体験でした。

――ご自身の役柄についての印象は?

衣装合わせのときに、役柄についての説明とともにスタッフさんから水島祐樹という役にかける思いをたくさん聞きました。ひとつの役に対して、これだけ熱意を傾けてくださるんだなと驚きましたし、気合いが入りました。俳優が実際に現場に入るずっと前からスタッフの皆さんは準備を進めていたのだと思うと、これは「真剣に向き合わなければ」と思いました。

水島という男は、一見明るいムードメーカーでお調子者です。しかし、生い立ちやバックボーンを読み解くと「なぜそうなったか」という部分がわかってきて、「明るさ」が長所にも短所にもなっていると感じます。家業を継ぐことから逃げ、大事なところからいつも逃げてきたんでしょうね。人当たりが良くて、場を明るくするんだけれど、それは裏を返せば「面と向かって本心をさらせない」「真剣になれない」ということでもある。その表裏一体の部分をしっかりと表現できたらと思って演じました。

――撮影現場の雰囲気や共演者のみなさんの印象はいかがでしたか?

メンバーは撮影以外でもみんな仲がよくて、その「空気感」が存分に画面に出ていたんじゃないかなと。それでいて、きちんと「線引き」ができているところがすばらしいと思います。仲はいいんだけど、決してなれ合わない。みんながこのシーン、この作品が良くなるためにはどうしたらいいかということを一番に考えているのがわかりました。水島だけがフェイルしてしまって、

僕と柏木が対峙するシーンは、他のシーンの撮影現場の空気とは明らかに違っていました。スタッフの皆さんによる全力の「いい環境を提供しよう」という気迫を感じて、僕も柏木(目黒蓮さん)も舞ちゃん(福原遥さん)も、他のみんなもその思いに全力で応えようと真剣勝負で取り組みました。「柏木のエネルギーに対して、水島も感情があふれ出てしまう」というシーンなので、僕はもうあのシーンでは何も考えず、完全に受け身で臨みました。この緊迫感のあるシーンを撮り終えてみて、最初のころの6人の楽しいシーンはしみじみと「幸せなことだったんだな」と思い出されます。

――視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

航空学校での6人の姿は、役者という職業とも似た部分がある気がします。夢を持って何かになろうとがんばっている人たちが個々ではなくてチームワークで成長して高め合っていく姿って、どんな職業、どんな現場でも共通するものがあると思います。都築教官の黒いノートに「水島はチームを明るくする役割」というように評価が書かれていたとしたら、うれしいですね。でも一方で、「勉強や努力を少しおろそかにしがち」とか「適当にこなしがち」とも書かれていたかもしれません。本気でやってこなかったからこそ、水島は本気でやらなければならないプリソロチェックで対処しきれなかったんです。

残念ながら水島は航空学校を去りますが、水島の人生は続いていきます。だから「水島ストアの1日」とかも取り上げてほしいです…って誰が見るんだって(笑)。でも、視聴者の皆さんの頭の片隅に水島のことを覚えておいてもらえたらうれしいです。

 『舞いあがれ!』は、福原演じるヒロイン・岩倉舞(いわくら・まい)が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島、そしてパイロットを養成する航空学校でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマとなっている。
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