スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテストがスタート。赤旗5回のセッション1は佐藤蓮がトップもクラッシュ

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2022年12月07日 11:41  AUTOSPORT web

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2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)
 12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキーテストがスタート。2日間にわたるテストの最初のセッションでは、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークしている。

 例年12月に開催されているこのテストは、主に『ルーキーテスト』と称されるが、今年はエントリーに特段の制約はなく、文字どおり新人ドライバーをテスト的にドライブさせるチームがあったり、これまでのレギュラードライバーで走るチームがあったりと、陣営によってエントリーの意図はまちまちだ。

 前者の場合はドライバーの慣熟が主な目的となる一方、後者の場合は来季エアロパッケージの変更が見込まれることから、2022年シーズンの『おさらい』を主とするチームが多い模様。今季これまでのセットアップの再確認や、別の方向性などを試す機会となるようだ。

 そんな合同/ルーキーテストは朝から晴天に恵まれた鈴鹿サーキットを舞台に、手元の計測で気温8度、湿度58%というドライコンディションで2時間のセッション1がスタートした。

 このセッション1では、複数ドライバーを登録しているチームのうち、KCMGの7号車は小林可夢偉、ThreeBond Drago CORSEの12号車は三宅淳詞、TEAM IMPULの20号車は平川亮、Kuo VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車はジュリアーノ・アレジが乗り込んだ。

 ドライコンディションということもあり、セッション開始と同時に多くのマシンがコースイン。その後は1周のチェックラップを行いピットに戻るマシンもあれば、連続周回をこなす車両もおり、テストということでチームごとにメニューは異なる様子だ。

 開始から20分が経過したところで33号車をドライブするジェム・ボリュクバシがダンロップコーナー先のアウト側でマシンを止めてしまい早くも赤旗中断に。マシン回収完了後、9時13分からセッション再開となった。

 リスタート後はアクシデントなく進み、開始から1時間経過時点でのトップタイムは大津弘樹(DANDELION RACING)が記録した1分37秒463。2番手には平川、3番手には2022年シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した佐藤が続いてセッションは折り返しを迎える。

 その直後に太田格之進(DANDELION RACING)がスプーンカーブへの進入でマシンストップ、これで二度目の赤旗が提示される。太田のマシン回収完了後、9時58分に再びセッション再開となったが、それから10分ほど経過したときに今度は小林可夢偉(KCMG)がスプーン出口でマシンを止めてしまい三度目の赤旗中断となる。

 セッション1は10時18分に残り27分ほどでリスタートとなったが、その直後に再び太田がヘアピンでマシンを止めてしまい四度目の赤旗となってしまった。セッションは残り16分で再開。その後は平川が1分37秒314を記録してトップに立つも、勢いのある佐藤が平川のタイムを上回り1分36秒117で首位に躍り出る。

 しかし、セッション1終了まで残り10分というところで、トップタイムを記録した佐藤が2コーナーアウト側のバリアにクラッシュを喫してしまう。これで五度目の赤旗が提示され、セッション1はそのまま終了となった。

 鈴鹿サーキットではスーパーフォーミュラのセッション1終了後から全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストセッション3がスタート。スーパーフォーミュラは14時から午後のセッション2が行われる。

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