メルセデスAMG、GT2マーケット向けに707馬力を誇る『メルセデスAMG GT2』を発表

1

2022年12月10日 16:01  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

GT2カテゴリー向けに開発されたメルセデスAMG GT2
 メルセデスAMGは12月8日、SROモータースポーツ・グループが展開するGT2カテゴリー向けの新たなカスタマーレーシングカー『メルセデスAMG GT2』を発表した。GT3、GT4のギャップを埋めるものとなる。

 GT2カテゴリーは2020年に導入されたもので、パフォーマンスが先鋭化したGT3、エントリーカテゴリーとなるGT4の間を埋めるジェントルマンドライバー向けのカテゴリー。パワーではGT3より大きく、ダウンフォースレベルはGT3より低く設定。ジェントルマンたちが楽しめるように位置づけられている。

 そんなGT2にはアウディやランボルギーニ、ポルシェ、KTM、さらにブラバムが参入しているが、メルセデスAMGは過去12年間のカスタマーレーシングで最も強力なパワーを誇るモデルとして、GT2モデルをリリースすることになった。

 GT2向けらしく、パワーはフラットクランクシャフトをもつAMG4リッターV8ビ・ターボエンジンから707馬力を発生。6速シーケンシャルギヤボックスが組み合わされる。他のGTモデルと同様、ギヤボックスはトランスアクスル構成でリヤアクスルに取り付けられる。またサスペンションはモータースポーツ用ショックアブソーバーと、調整可能なアンチロールバーが装着される。

 外観はGT3モデルよりもすっきりとした印象だが、ワイドなフロントセクションからリヤエンドまで、パフォーマンスを追求。大きなエアアウトレットを備えたカーボンボンネットを使用する。また、最大の特徴はスワンネックマウントで装着される大型のリヤウイングで、信頼性が高いハンドリングに寄与。経験が浅いドライバーでもすぐに自信をもつことができるとしている。

 またコクピットは機能的なレーシングエルゴノミクスを採用。最新世代のデジタル・ディスプレイ・ユニット(DDU)を備え、ユーザーフレンドリーを目指した。また、マルチファンクションステアリングホイールは、シミュレーターを手がけるキューブ・コントロール社と共同開発している。

 安全性も配慮され、GT2、GT4にも組み込まれる先駆的な安全コンセプトを採用。マルチアジャスタブル・トラクションコントロール、最新世代のレーシングABSなど、ドライバー支援システムが含まれる。

 今後、メルセデスAMG GT2はGT2ヨーロピアンシリーズの開催サーキットで総合的なテストが行われ、2023年の販売を目指していく。GT3、GT4モデルと同様、HWA AGの技術サポートが保証されている。

このニュースに関するつぶやき

  • このGT2の基本がよくわからん。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定