博多大吉、『M-1』審査員としての覚悟「いろんなことを言われて当たり前、それも引っくるめてのエンターテインメント」

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2022年12月15日 20:01  Techinsight Japan

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「審査する覚悟はできている」と博多大吉
『M-1グランプリ 2022』決勝で審査員を務める博多華丸・大吉の博多大吉(51)は、今年が初めてではない。2016年、2017年と2年連続で務めており、今回は5年ぶり3度目の抜擢となったのだ。そんな大吉は、過去の経験から『M-1グランプリ』決勝の審査をする難しさをラジオ番組で赤裸々に語っている。

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2016年、博多大吉のところに『M-1グランプリ』決勝の審査員の話が最初に持ち込まれた時、「今年はこんな審査員7名のラインナップです」と見せられた書類には“大変なドリームメンバー”となる“漫才界のスターばかり”の名が並んでいたという。(仮)とはなっていたものの“この6人がいれば自分は目立たないな”といった安堵感を覚え、何より「ネタを披露する場が少ない若手のために、審査員を続けている」と尊敬するダウンタウン・松本人志(59)の言葉に賛同していた大吉は『M-1グランプリ』決勝の審査員を受諾した。しかし決勝本番の数日前に審査員は大会史上最も少ない5名となり、その名簿から「自分が目にしていたドリームメンバー」がごっそり消えていることを知って愕然としたそうだ。

翌2017年の決勝の審査員は7名体制となり、大吉もその中に入っていたが、年齢も近くなんばグランド花月とルミネtheよしもとで育った中川家・礼二(50)と自分は「どっちか1人でいい」とのちに運営側へ伝えたという。同じものを見てきた吉本芸人ではなく、他事務所のサンドウィッチマンやナイツ・塙宣之(44)を推したらしい。この話を裏付けるように2018年の決勝から、3年ぶりに復帰したサンドウィッチマン・富澤たけし(48)とナイツの塙が審査員に加わったが、大吉の姿はなかったのだ。

そして2022年の『M-1グランプリ』決勝は、オール巨人(71)と上沼恵美子(67)に代わって山田邦子(62)と博多大吉の加入が発表された。

12月14日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で大吉が明かしたところによると、審査員のオファーが来た時は家族や信頼するマネージャーらに相談したそうだ。そして全員から「やったほうがいい」と賛成してもらったことから、「望まれるならやりましょうか」との思いに至ったと語る。しかし「ファイナルステージ」の審査一つとっても2回目のネタだけで3人の中から優勝を選ぶのか、1回目と2回目のネタを見て総合的に判断するのかも決められておらず、大吉は過去2回の大会で視聴者だけでなく同業者からも「それは違う」「何を見てるんだ」と責められたそうだ。だが「いろんなことを言われて当たり前、それも引っくるめてのエンターテインメント」「『M-1』を楽しんでもらえれば」と腹が据わったようで、大吉は「審査する覚悟はできている」と言い切った。初めて審査員を引き受けた2016年は、自分の採点次第で視聴者から激しい批判や抗議が寄せられたり、ネットが炎上する事態になり「博多華丸・大吉」の行く末にも影響が出るかもしれないと懸念していたものだが、今回は何を言われても動じないという自信さえ感じられた。

画像2枚目は『M-1グランプリ 2022年12月11日付Twitter「M-1グランプリ2022 審査員はこちらの7名!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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