麒麟・川島「『ラヴィット!』はバラエティ」にこだわる理由か 最愛の母の願いは「優しい時間が流れ、ホッとするような仕事を」

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2022年12月29日 12:41  Techinsight Japan

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川島明、原点となる母の教えとは…
『2022テレビ番組出演本数ランキング』(ニホンモニター調べ)では、バナナマンの設楽統(49)に次いで第2位だった麒麟の川島明(43)。朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)などこの一年、数々のバラエティ番組のレギュラーMCとして大活躍した。今や吉本の中でもトップクラスの売れっ子芸人となった彼をゲストに迎えた27日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK総合)では、若き日の川島にあてた母親の手紙の下書きが紹介された。そこには“芸人・川島明”の原点となるアドバイスがしたためられていたのだ。

2021年春から始まった『ラヴィット!』は社会的事件や芸能界・スポーツ界の話題は一切扱わず、同時間帯の民放各局のワイドショーとは一線を画している。川島明はかつて『直撃LIVE グッディ!』にパネラーとして出演していたが、ワイドショー的な番組は自分に向いていないと強く感じたという。だからこそマネージャーに「『グッとラック!』後番組でMCの話がきている」と言われた時は、「ワイドショーやったら絶対やりません」と断ったのだ。するとTBS側から「めちゃくちゃバラエティにしてください」「明るい番組にしたい、若い人に見てもらいたいんです」との説明があったものの、「報道フロアからのニュースの後に、ちょっとしたやり取りがあるかもしれない」との打診があり、「できません、申し訳ない。これをやりだすと自分に嘘つくことになります」と川島はきっぱり拒否。その結果、TBS側は川島の希望を全て受け入れ、今もバラエティ色強めの方向性は変わっていない。

タレントの伊集院光は今年8月13日放送のラジオ番組『SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜』(TOKYO FM)で、パーソナリティの川島がMCを務める番組に安心して出演できる理由を語っている。川島は他事務所の芸人だろうが、俳優だろうが、アイドルだろうが、吉本の芸人と分け隔てなく接してくれるそうで、それが伊集院にとって嬉しいという。一方で川島は、自分が大阪で活動していた頃に人見知りの性格から先輩に可愛がってもらえず、吉本特有の団体芸になかなか溶け込めず苦労した経験から、“中立”的な感覚を忘れないようにしていると明かしていた。

『ファミリーヒストリー』によると、川島の母親は息子が地元・京都で営業があれば必ず応援に行き、出演する番組は全て録画し正座して見ていたそうだ。そんな母親が、芸人として売れ始めた頃の川島に書いた手紙の下書きが実家に残されていた。怒りや辛いことがあっても表に出さず、「人の話は目を見てちゃんと聞くこと」「一言一言に気持ちを込めて、言葉を大切に」「傷付けるのも勇気や元気を与えるのも言葉」と言葉の大切さを手紙で説いている。そして「優しい時間が流れ、ホッとするような仕事をしてください。お願いします」と息子が芸人としてこうあって欲しいという希望が綴られていた。川島の母親は昨年秋に旅立っているが、息子の『ラヴィット!』でのMCぶりを心から喜んでいるに違いない。

画像2枚目は『TBS『ラヴィット!』 2022年12月28日付Twitter「#ゴールデンラヴィット!絶賛放送中」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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