アリアナ・グランデ、英マンチェスターの子供達に今年もクリスマスプレゼントを贈る　「天使」「本当に特別な人」と称賛続々

米歌手アリアナ・グランデ（29）が、今年も英マンチェスターの病院で過ごす子供達のためにクリスマスプレゼントを贈ったことが明らかになった。アリアナは2017年にマンチェスター公演後に起こったテロ事件の犠牲者や遺族を偲び、チャリティコンサートを行ったり追悼メッセージを送るなど現在も同市と深い繋がりを保ち続けている。

アリアナ・グランデは2017年5月22日、英国の都市マンチェスターにあるマンチェスター・アリーナでコンサートを開催した。しかしショーが終了後、会場のエントランス付近で自爆テロが発生。現場に居合わせた多くの人々が負傷し、22名の尊い命が犠牲になった。

アリアナはその後、悲惨なテロ事件によって命を失った犠牲者や負傷者に対して胸を痛めたことからPTSD（心的外傷後ストレス障害）を患い、「心に負った傷は一生消えることはないでしょう」と語っていた。

そのような中でもアリアナは被害者を救済するためのチャリティコンサートを開催したり、毎年5月には自身のSNSで追悼メッセージを投稿するなどして事件後もマンチェスターと深い繋がりを続けてきた。

そんなアリアナは毎年、マンチェスターの病院でクリスマスを迎える子供達に向けてプレゼントを贈っている。

現地時間26日には、ロイヤル・マンチェスター小児病院で治療を受ける子供達を支援する慈善団体「ロイヤル・マンチェスター小児病院チャリティー」の公式Twitterが、アリアナから届いたプレゼントの写真を公開した。

投稿には「ありがとう、アリアナ！　私達の病院にいる幼い患者達は、アリアナ・グランデからのクリスマスプレゼントを受け取ってとても感激しています」と言葉が添えられた。

アリアナからのプレゼントは、現地にあるロイヤル・マンチェスター小児病院、トラフォード総合病院、ノース・マンチェスター総合病院、ウィゼンショー病院の新生児集中治療室や小児病棟などで過ごす赤ちゃんや幼児、10代の子供達に配られたという。

するとSNSでは「アリアナは天使だ！」という声で溢れ返ったほか、「彼女は最高に優しくて親切な心の持ち主」「黄金のハートを持っている。大好きよ」「本当に特別な人だ。なんて優しくて寛大な魂なんだろう」と称賛コメントが続々と届いた。

地元メディア『Manchester Evening News』によると、アリアナは2020年のクリスマスにロイヤル・マンチェスター小児病院とマンチェスター王立診療所に入院する子供達全員に100ポンド（約16,000円）のアマゾン・ギフト券をプレゼントしたそうだ。さらに2021年にはマンチェスターの病院に1000個のクリスマスプレゼントを贈り、子供達はそれぞれ2個の包みを受け取ったという。

画像2枚目は『RMCH Charity　2022年12月26日付Twitter「Thank you Ariana!」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）