スパイス・ガールズ、27年前にお蔵入りした“恥ずかしいタイトル”の楽曲がネット流出

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2023年01月01日 10:11  Techinsight Japan

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スパイス・ガールズ、27年前のお蔵入り音源が流出した(画像は『Spice Girls 2020年7月30日付Instagram「#FriendshipNeverEnds」』のスクリーンショット)
英女性アイドルグループ「スパイス・ガールズ」が、27年前にレコーディングしてお蔵入りとなった未発表曲が、最近ネット上に流出した。同曲のタイトルは侮辱的なスラングである“Cワード”を意味するもので、メンバー全員がアルバム収録を拒否するほど嫌っていたという。メンバーのメラニー・Cはこの楽曲について「ごみの塊みたいなもの」と批判し、「限定盤に入ったら、大きなぼったくり行為になる」と嫌悪していた。

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1994年に英国で結成した「スパイス・ガールズ」は、“ジンジャー・スパイス”ことジェリ・ホーナー(旧姓ハリウェル、50)、“スケアリー・スパイス”のメル・B(47)、“ベイビー・スパイス”のエマ・バントン(46)、“スポーティ・スパイス”のメラニー・C(48)、“ポッシュ・スパイス”のヴィクトリア・ベッカム(48)の5人組による女性アイドルグループだった。

1996年にリリースしたデビューシングル『ワナビー(Wannabe)』が大ヒット、同年に発表したデビューアルバム『スパイス(Spice)』は世界中で記録的な売り上げとなった。

そんなグループが27年前、デビューアルバムに収録するためレコーディングした楽曲『C.U.Next Tuesday』が、最近インターネット上に流出したのだ。

同曲は録音されたもののお蔵入りとなり、その後リリースは実現しなかった。楽曲のタイトルに使用された言葉「C.U.Next Tuesday」は、それぞれの単語の頭文字を合わせると「女性器」や「嫌な奴」の意味を持つ、侮辱的な“Cワード”のスラングになる。

スパイス・ガールズのメンバー全員が同曲を嫌悪しており、これまでにグループのベスト盤や未発表曲のコンピレーションアルバムなどに収録されることはなかった。

グループは昨年、デビューアルバム『スパイス』の発売25周年記念スペシャルエディションを再発売する際、同曲をボーナストラックとして収録することを固く拒否したという。

特にメラニー・Cは激しく反対したそうで、当時のインタビューでは「『C.U.Next Tuesday』が収録されることは絶対にない。クソみたいなゴミの塊だから。もし今回ヴァージン・レコードがこの楽曲を限定盤に入れたら、大きなぼったくり行為になるよ」と怒りを表していたほどだ。


過去にメンバーが同曲について語ったこともあり、ファンは数年前からその存在を知ってはいたものの、実際の音源を聞くことはなかった。

ある音楽関係者は英メディア『The Sun』の取材に応じ、「スパイス・ガールズのメンバー達は、皮肉交じりであるこの楽曲が書かれた90年代には、現在の人生とは全く異なる世界にいたのです」と説明し、お蔵入りとなった理由についてこう解説した。

「彼女達が、“Cワード”を私生活で使うことはあり得ません。ドン引きするようなタイトルからしても、かなり恥ずかしい思いをするのは明らかですから。」

この人物によると、未発表曲の音源がどのように流出したのかは謎だが、スパイス・ガールズのメンバー達はそのことにこだわっていないという。

そして「彼女達は2023年に楽しみにしているプロジェクトがあるんです。そちらに集中し、特に好きでもなかったこの曲が忘れ去られることを望んでいます」と加えた。

スパイス・ガールズは2023年のグラストンベリー・フェスティバルに出演するため、再結成するとの話題が浮上している。

12月に英トーク番組に出演したメル・Bはこの件について聞かれると「ぜひやりたいわ。実現すればクールよね。そうするには、ほかの4人を説得しなきゃいけないのよ」と冗談交じりに答えていた。



画像1、3枚目は『Spice Girls 2020年7月30日付Instagram「#FriendshipNeverEnds」、2022年11月12日付Instagram「Explore #Spiceworld25 now with the @spotify Deluxe experience」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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