かつて福岡を拠点とするアイドルグループ・Rev. from DVLに所属していた時、SNSに投稿された1枚から「千年に一人の逸材」と注目を集めた橋本環奈。それを機にRev. from DVLは吉本興業によるバックアップを受けて2014年4月にメジャーデビューしたが、橋本は人気を博しながら他のメンバーが話題になることは少なかった。山里亮太はそんな状況を案じて、自分のマネージャーに「格差を露骨につけて自虐でいけるスタイルにした方がいいんじゃない?」とおしゃべり感覚で話したそうだ。
橋本以外のメンバーが「お弁当も違う、送り迎えが向こうはあって自分たちは電車で来てますよ」という風にエピソードトークでアピールするやり方を、あくまでマネージャーに向けて示したつもりだった。ところがマネージャーはRev. from DVL側にそれを伝えてしまったのだ。そしてある日、橋本環奈が山里の楽屋にやって来て「いろんなアドバイスをいただいたそうでありがとうございます。参考にさせていただきます、頑張ります」と礼を述べて帰っていった。山里にしてみれば余計なお世話を焼いたような形になり、Rev. from DVLに自虐でいけるスタイルを提案したら跳ね返って自分が「クソダサい」と自虐する羽目になったのだ。