藤森慎吾「フリーになってから大変」 “理想の大人像”に「チャラい」と北村匠海

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2023年01月10日 13:52  Techinsight Japan

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映画『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台挨拶にて 左から原恵一監督、北村匠海、當真あみ、藤森慎吾
映画『かがみの孤城』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が8日に都内劇場で行われ、声優を務めた當真あみ(16)、北村匠海(25)、藤森慎吾(39)、そして原恵一監督(63)が登壇した。翌日の成人の日にちなみ「理想の大人像」が話題になると、藤森の発言に北村が「チャラチャラしてます」と思わず反応。藤森によると“理想の大人”にいまだなれていないのは、吉本興業を退社したことも影響しているという。

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同映画の原作は、2018年本屋大賞を史上最多得票数で受賞、累計発行部数170万部を突破した辻村深月著ファンタジーミステリー小説『かがみの孤城』。昨年12月23日に公開されるとSNSなどで「最強アニメ爆誕の瞬間」「マスクがびちゃびちゃになるくらい、過去一泣いた」などの感想があがっている。


そんな反響を受けて実施された舞台挨拶に、主人公・こころの声を演じた當真あみ、こころと同じ中学1年生のリオンの声を担当した北村匠海、そしてメガホンを取った原恵一監督が出席した。こころの担任の伊田先生を演じた藤森慎吾も駆けつけて、アフレコ時に原監督から受けたアドバイスを披露した。「伊田先生はこころに寄り添っているようで、中身のない軽薄な先生なので、特に役作りせずにそのままお願いします」と言われたそうで「少し傷ついて帰ったのを覚えています」と藤森。ただそのおかげか「すんなり。すごくやりやすくて」とスムーズに収録を終えたという。「伊田先生はワンシーンだったんですけど、気づいていただけましたかね?」とたった今、同作を鑑賞し終えた観客たちに問いかけた。


翌日に成人の日を控えていたことから登壇者たちが「理想の大人像」を絵馬のフリップに書いて発表した。これに藤森は「大学生になって上京して周りの女の子たちが社会人の男性と付き合っているのを見て思ったんです」と前置きしてから「東京にマンションを持っている大人」と書かれたフリップを披露。「港区だったら、なおいいな」と続けると、北村匠海が「チャラい…気がします」「あ〜、チャラチャラしてます」とすかさず突っ込んだ。「まだ夢叶っていませんけど」という藤森に、原監督が「もう(都内にマンション)持てるでしょ?」と不思議がると、「持てないですよ、家は。吉本興業辞めてフリーになってからいろいろ大変なんですよ」と内情を告白。そして「東京で家を持つのは大変なことなので、仕事も頑張らないと叶わない夢なので目標として今でも掲げています。今にどーんとどでかい大豪邸を建ててやろうと思います」と意気込んだ。藤森は2021年より吉本興行所属から独立し、現在フリーとして活動している。


2年後に成人となる當真あみは「こんな大人になりたい」という理想の大人像を「何事にもポジティブになれる人。私の母がそういう人で、暗い部分を見たことがないんです。普段から明るくできる人になりたい」と語り、北村は当時の自分を振り返り「自由な大人」と発表。「15歳ぐらいから早く大人になりたいと思っていました。学生の世界は窮屈だなと思っていたけど、大人になってみると不思議と学生って自由だなと思ってしまいます」と話してから「そうなると自由・不自由ってないんだなと。縛られてると思うから縛られる。やりたいことやって楽しく生きているので、今、自由な大人なのかも」とコメントした。「あきらめない人」と書いた原監督はそれに絡めて「今、どん底にいる人もいると思いますが、どうか生きることをあきらめないでください。それだけ本当にお願いします。どん底は続かないですから、絶対大丈夫です。なんとかなります」と若者に熱く真剣に語りかけた。


また新成人に向けて北村が「どうかそのまま成人を迎えて楽しんでほしい。何かになろうと、変わろうとせず、ありのままでいてください」と呼びかけると、藤森も「将来何になりたいか分からない」と悩める新成人に向けて「僕自身も22歳のときに就職活動しながら吉本興業の養成所に通っていました。人生いろいろな選択肢が現れるけれど、意外とどの道を選んでも案外人生楽しいです。将来の選択に迷うよりは、ひとりでも多くの素敵な方と出会うことに注力してみてはいかがでしょうか。頑張ってください」と最後は人生の先輩としてしっかりメッセージを送った。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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