ジョニー・デップ、ジェフ・ベックの最期に立ち会う 「まだ現実を受け止められない」

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2023年01月13日 18:02  Techinsight Japan

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親友ジェフ・ベックの死にショックを受けたジョニー・デップ
英国の伝説的ギタリスト、ジェフ・ベックが現地時間10日、細菌性髄膜炎により78歳で亡くなった。偉大なギタリストの突然の訃報にミック・ジャガー、オジー・オズボーン、ロッド・スチュワートら多くの著名人から悲しみの声が相次ぐなか、米俳優ジョニー・デップはジェフのそばで彼の最期を見届けたという。ジェフを兄のように慕っていたジョニーは「悲しみに打ちのめされている」という。

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ジェフ・ベックの訃報はジェフの公式Twitterで現地時間11日、「突然、細菌性髄膜炎にかかり、10日に安らかに息を引き取った」と家族によって伝えられた。

細菌性髄膜炎は、様々な細菌の感染によって髄膜(脳や脊髄を覆う膜)に炎症を起こす疾患で、原因となる主な細菌は肺炎球菌やインフルエンザ菌が挙げられる。発症すれば致死率は高く、また救命できても重い後遺症を残すことがあるという。

米メディア『People.com』が報じたところによると、ジョニー・デップは「他のロックスターと一緒にジェフの枕元で、ジェフの最期に立ち会った」という。

「彼らは真実の友情で結ばれていました。一緒にツアーを行っていた昨年の夏にさらに絆が深まったのですよ。ジェフの病気は本当にあっという間に発症し、ここ数週間ですべてが急速に悪化したのです」と関係者は説明した。


ジェフの発症はジョニーとの大西洋横断ツアーを終えてから、わずか数週間後のことだったという。昨年末にはイギリスで一緒に酒を飲みかわす2人の姿も目撃されていた。

現在のジョニーはまだジェフの死を受けとめられず、打ちのめされているそうだ。

2人は2016年に初めて出会い、ギターや車についての会話ですぐに意気投合。ジョニーの音楽の才能を認めたジェフは、ジョニーと2019年から3年かけてアルバム『18』を作り2022年7月15日に発売した。

同アルバムからジェフとジョニーのファーストシングル『This is a Song for Miss Hedy Lamarr』の公式ミュージックビデオも公開された。

ジョニーは『18』をリリースした際、「ジェフと一緒に演奏し、曲を書くことはとても名誉なこと。ジェフは真に偉大な人物の1人であり、彼のことを兄と呼べるのは非常に光栄だよ」と述べていた。


ジェフも当時、ジョニーについてこう語った。

「彼のようなクリエイティブなパートナーには、もう何年も出会えなかったんだ。ジョニーはこのアルバムで大きな力を発揮したよ。」
「ジョニー・デップがロックンロールを歌えるというのは、人によっては受け入れ難いことだからね。みんなが彼をミュージシャンとして真剣に受け止めてくれることを願っているよ。」

「音楽のソウルメイト」と呼ばれていたジェフ・ベックとジョニー・デップ。ジョニーにとってジェフの存在がどれだけ大きかったかは想像に難くない。ジェフを失ったジョニーの悲しみは計り知れない。



画像3、4枚目は『Hollywood Authentic 2022年10月25日付Instagram「Watch @gregwilliamsphotography」』『Jeff Beck 2022年10月11日付Instagram「Jeff & Johnny」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)
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