ブルック・シールズ、22歳の頃の性的暴行被害を告白「まるでレスリングみたいだった」

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2023年01月25日 17:02  Techinsight Japan

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20代の頃の恐ろしい体験を告白したブルック・シールズ(画像は『Brooke Shields 2023年1月22日付Instagram「What a dream…」』のスクリーンショット)
子役時代に“絶世の美女”と呼ばれて人気を博した女優ブルック・シールズ(57)が、大学卒業直後の22歳の頃に性的暴行被害に遭ったことを告白した。ブルックは自身のドキュメンタリー映画の中で当時を振り返り、「抵抗することさえ、できなかった。怖くて完全に固まってしまった」と恐ろしい体験について赤裸々に明かしている。

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幼い頃からモデルとして活動してきたブルック・シールズは、11歳の時にルイ・マル監督の代表作『プリティ・ベビー』で12歳の少女娼婦バイオレット役を演じて一躍有名になった。

15歳の時には「カルバン・クライン」で大胆なジーンズの広告モデルを務めたほか、映画『青い珊瑚礁』(1980年)や『エンドレス・ラブ』(1981年)では、10代半ばであるにもかかわらず過激なシーンを演じていた。

そんなブルックのドキュメンタリー映画『Pretty Baby: Brooke Shields(原題)』が、米ユタ州パークシティで開催中の「2023年サンダンス映画祭」で、現地時間20日にプレミア上映されたのだ。

同作は映画『ミス・アメリカーナ』(2020年)などで知られるラナ・ウィルソン監督による、2部構成のドキュメンタリーだ。ブルックの過去のアーカイブ映像を通して、彼女が10代の頃の時代背景を紹介している。

これまでブルックは、少女時代にハリウッドで性的に搾取されたことについて言及することはなかった。しかしドキュメンタリー映画では、ブルックが22歳の時にある男性から性的暴行被害に遭ったことを告白していると、米メディア『Entertainment Weekly』が伝えた。

同作によるとブルックは1987年、米ニュージャージー州にある名門プリンストン大学を卒業直後、ハリウッドでのキャリアを復活させようとしていた。そのため知り合いの男性とディナーを共にし、プロジェクトの可能性について話し合ったそうだ。

その時、男性は「ホテルに来るなら、タクシーを呼ぶよ」とブルックを説得したという。そして彼女がホテルの部屋に行くと男性がしばらくの間姿を消したため、置いてあった双眼鏡で窓の外の景色を眺めていた。

ブルックは当時の状況について、このように回想しているという。

「ドアが開くと、その男性が裸で出てきたのよ。私は双眼鏡を持ちながら『なんてこと!』って感じだった。私が双眼鏡を置くとその人が近寄ってきたわ。」

この後ブルックは男性が襲いかかってきた時を振り返り、「まるでレスリングみたいだった。首を絞められたりするのではと思うと、怖かった。抵抗することさえ、あまりできなかった。だって完全に固まってしまったから」と明かした。

そして「一回『ノー』と言えば十分だと思ったし、『生きて帰ろう』という思いがあった。だから、そういったもの(抵抗する気持ち)を封じ込めた。私は自分の心と体を切り離す方法を知っていたから。練習したのよ」と加え、こう続けた。

「エレベーターを降りてタクシーに乗ると、友達のアパートに着くまで泣き続けたわ。」

しかしブルックは、この件を性的暴行被害として考えなかったという。友人で警備の専門家であるギャビン・デ・ベッカー氏にこの出来事を伝えたところ「それはレイプだ」と言われたものの、ブルックは「私はそう信じたくはない」と答えたそうだ。


ドキュメンタリー映画『Pretty Baby: Brooke Shields(原題)』は、年内に動画配信サービス「Hulu」で配信開始される予定だ。

画像は『Brooke Shields 2023年1月22日付Instagram「What a dream…」、2022年12月7日付Instagram「I am so excited to announce that my new documentary,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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