マドンナの伝記映画が製作中止 過酷なオーディションが水の泡に

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2023年01月26日 14:51  Techinsight Japan

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マドンナの伝記映画、昨年末にプロジェクトが頓挫か?
歌手マドンナ(64)の人生とキャリアを描く伝記映画の製作が、無期限で中止されることになった。同作は2020年に製作を発表、マドンナが監督と共同脚本を務める予定で、過酷なオーディションの結果、女優ジュリア・ガーナー(28)が主役に抜擢されていた。マドンナは先日、デビュー40周年記念のツアー開催を発表したばかりだが、映画のプロジェクト中止はツアーとは関係なく昨年末に決定していたと報じられている。

マドンナのオフィシャルサイトは2020年9月、映画製作・配給会社「ユニバーサル・ピクチャーズ」がマドンナの伝記映画を製作すると発表していた。

同作ではマドンナが監督を務めるほか、映画『JUNO/ジュノ』(2007年公開)でアカデミー脚本賞を受賞したディアブロ・コーディと、映画『セクレタリー』でインディペンデント・スピリット賞の最優秀初脚本賞を受賞したエリン・クレシダ・ウィルソンとも共同で脚本案を進めていた。

そして昨年3月には、映画のキャスティングに向けて数週間にわたる過酷なオーディションが行われていると報じられた。参加者達はマドンナや彼女の振付師の前で振り付けや歌、朗読など個々のテストを受けていたのだ。その中には、11時間に及ぶオーディションも含まれていたという。

こういったオーディションの内容があまりにも過酷なことから、SNSでは米軍の新入隊員を訓練する施設にたとえた「マドンナのブートキャンプ」と呼ばれていた。その結果、6月にはマドンナ役に3回のエミー賞受賞歴がある米女優ジュリア・ガーナーが抜擢されていた。

伝記映画のプロジェクトは順調に進んでいるとみられていたが、米誌『Variety』は現地時間1月24日、ユニバーサル・ピクチャーズがマドンナの伝記映画の製作を中止したと報じたのである。同誌によると、複数の情報筋が事実関係について証言したという。

現在のところ、ユニバーサル・ピクチャーズからのコメントは発表されていない。

マドンナは今月17日、デビュー40周年を記念するツアーを開催すると発表したばかりで、後日チケットが発売されるとほとんどの公演が数時間で完売した。

この直後に映画のプロジェクト中止が報じられたことから、ユニバーサル・ピクチャーズは「マドンナのツアー開催を受けて手を引いたのでは」という憶測も飛び交っていた。米メディア『The Hollywood Reporter』の複数の情報筋によると、映画はツアー発表前だった昨年末に中止になることが決まっていたという。

画像2枚目は『Julia Garner 2021年3月8日付Instagram「Feeling Blue」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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