
電車に松葉杖をついている人や高齢の人が乗車してきたら、「どうぞ」と席を譲る人がいます。しかし、ちらっと見ただけでは病気や障がいを抱えているかどうか分からないこともありますよね。Twitterである子供の画像が話題になったのですが、その足元には…。
【写真】正面から見るとこんな感じです。カラフルなものが多い。
その子のお父さんのゆーすけさん(@jyunyou)は、
「足にこんな感じで装具を付けている子供を電車で見かけたら、ぜひ席を譲っていただけると助かります。少しなら歩くことや立っていることもできますが、どうしても筋力がないので疲れてしまいまして…。優先席などでもこちらから声をかけないと気付いて貰えなかったり、席を譲って頂けなかったりすることがほとんどです…」と、娘さんの足元を撮った画像をツイートしました。リプ欄には、
「優先席は専用席にしたほうがいいと思う。嫁さん妊婦だけど全然譲ってもらえないし」
「長靴に見えます。気にしておきますね!ただ、可愛すぎて分かりにくいです。もう少しわかりやすいのだといいのに」
「装具っていうのか...初めて知った」
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などの反響があり、「いいね」は12.3万件にもなりました。ただ、中には「子供のうちはまだ筋力が伸びる可能性を信じて極力立たせたり歩かせたりした方が良かったりはしないんですか?」という質問も。
ゆーすけさんにお話を聞きました。
—お子様は足の筋力が弱いのでしょうか。
「私の娘は染色体の一部が欠失しており、その影響から筋緊張の低下など運動発達の遅れや精神発達遅滞があります。可能な限り歩かせたり立たせたりして、リハビリもしていますが、不安定で揺れる車内で長い時間立つことはまだできません」
—装具だと気づかない人もいるでしょうね。
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「子ども向けの装具はピンクやブルーなどカラフルなものが多いです。ズボンで隠れてしまっていることもあり、気付きにくいかもしれません。そもそも装具の認知度が低く、一見して医療器具とは分からない可能性もあるでしょう」
—「甘えるな」というご意見もあったそうですね。
「優先席を必要としている人に席を譲ることは、人として当たり前のことだと思います。ただ、優先席に着席されている方は、何かしらの理由があって座っていらっしゃる可能性もありますので、なかなかこちらからは声をかけづらいです」
ゆーすけさんのお子さんは、ヘルプマークを付けています。病気や障がいのあることが分かりにくい人が付けている赤いタグで、最近認知も広がってきました。ゆーすけさんのお子さんに限らず、ヘルプマークを付けている人がいたら、こちらから「どうぞ」と声を掛けたいですね。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
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