ドージャ・キャット、パリコレで圧巻の“七変化”　全身赤から全身黒コーデも

米ラッパーのドージャ・キャット（27）が次々と着替えて、まるで別人のような姿でパリ・オートクチュールコレクションに出席した。ドージャはショーの初日、体にクリスタルをつけた全身真っ赤なスタイルで登場。25日には口髭をつけた姿で現れると、次のショーでは鮮やかなパープルのドレスを纏った。さらに同日、ロングヘアのウィッグをつけて全身黒で統一したコーデも披露し、見事な七変化で人々を驚かせた。

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現地時間23日に開幕したパリ・ファッションウィークの2023年春夏オートクチュールコレクションで、会場に現れたドージャ・キャットの姿が毎回大きな注目を集めている。

ドージャはイベントのオープニングを飾った「スキャパレリ」のショーで、体に30,000粒ものスワロフスキー・クリスタルをつけた全身真っ赤なスタイルで登場した。

「ドージャのインフェルノ（地獄）」と称されたこの姿は、世界的に有名なメイクアップアーティスト、パット・マクグラス氏（Pat McGrath）が手がけたものだった。


そして25日のショーにも次々と出席したドージャは毎回、別人のような姿で現れたのだ。

まずオランダのファッションブランド「ヴィクター＆ロルフ」のショーでは、口髭をつけてスーツ姿で登場した。鼻の下と顎に置いた髭は、つけまつ毛によるフェイクだ。ドージャは眉毛を剃り下ろしているため、代わりにフェザーをあしらった長いつけまつ毛を置いている。


ドージャが着ているのは、同ブランドが2022年秋コレクションで発表した淡いブラウンのピンストライプ柄のスーツで、大きなフリル付きのブラウスを合わせていた。

会場で米メディア『Nylon』のインタビューに応じたドージャは、メイクについて次のように説明した。

「数日前スキャパレリのショーに出席したら、みんなから『まつ毛がないのね』って言われた。私にまつ毛がなくてがっかりしたそうよ。今回も史上最高のメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラスと仕事したので、今日はまつ毛を披露したのよ。だから、喜んでもらえたらいいなと思ってる。私はただ、みんなを幸せにしたいだけなのよ。」


さらに同日の「ジャンポール・ゴルチエ」のショーでは、パープルのレザーによるひざ丈ドレスで登場した。トレンチコート風のドレスは全体に複雑なプリーツが入り、太いベルトが印象的だ。ドージャは長方形のサングラスをかけて、黒い手袋をはめた片手にブドウの房を持っていた。


この日ラストに開催した「ヴァレンティノ」のショーでは、腰の下まである黒いロングヘアのウィッグをつけて、全身黒で統一したゴシック風スタイルで現れたのである。

ドージャは床まで伸びるケープ風のコートを羽織り、その下にはブラトップとミニスカート、厚底のハイヒールを合わせていた。

そして片手に提げていたのは、約1,000粒のスワロフスキー・クリスタルと3,000粒のパールを配した、手袋のフォルムをしたハンドバッグだ。ゴールドにペイントした長い爪の付いた指がテキーラボトルを持っている。このバッグは米ジュエリーブランド「クリス・ハバナ」のもので、20,000ドル（約260万円）の価値があると言われている。

画像は『Doja Cat　2023年1月26日付Instagram「＠maisonvalentino」、2023年1月24日付Instagram「＠schiaparelli」、2023年1月25日付Instagram「It’s camp!!」』『Viktor＆Rolf　2023年1月25日付Instagram「＠dojacat wore ‘Power Dressing’ Couture at our SS23 Haute Couture show」』『Vogue　2023年1月25日付Instagram「＠dojacat feeding herself grapes before heading into ＠jeanpaulgaultier spring 2023 couture show」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）