年々輝きを増す俳優・深田恭子 演じる役は“おまかせ”「どんな役にもハードルはある」

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2023年02月03日 08:30  ORICON NEWS

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深田恭子 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の深田恭子(40)が、本日2月3日(金)よりPrime Videoで配信されるAmazon Originalドラマ『A 2 Z』で主演し、大人のラブストーリーを演じる。10代でデビューし、王道なラブストーリーのヒロインから、ロリータ少女、刑事、泥棒まで幅広い役を好演し、どんな役も自分色に魅力的に演じ、俳優として常に第一線を走り続けてきた。40歳を迎えてさらに輝きを増す深田が、多くの人に愛され続ける理由とは?

【写真】タンクトップで美肌披露…色っぽい表情の深田恭子

■最新作の役柄は、「友だちになれないタイプです(笑)」

 2月上旬から配信されるドラマ『A 2 Z』は、第52回読売文学賞を受賞した山田詠美原作の小説。30代女性の恋愛、夫婦の関係、仕事の葛藤をAからZまでの26文字のアルファベットを辿る形でつづる大人のラブストーリーだ。

 深田が演じるのは、出版社で働く文芸編集者の澤野夏美。夫の一浩(田中圭)から1年以上付き合っている女性がいると告白され寂しさを感じるが、若い郵便局員・成生(片寄涼太)と出会い、恋に落ちていくストーリーとなっている。台本を読んだ時、深田自身は夏美の個性的なキャラクターに、「こんな女性がいるんだ!?」と驚いたそう。

「独特で、何でも論理的に話すので、そういった部分をカッコよく演じられたらと思いました。夏美は、自分が興味を持った物は追いかけたいし、自分の物にしたいし、それを自分の言葉で伝えられる、意思のある女性だと思いますね」。また、深田は自分自身を平和主義者だと分析し、アグレッシブな夏美については「なかなか友だちになれないタイプだと思います(笑)」とも。しかし、30代という思い悩む年齢には共感できる部分もあると言う。

「夏美はなんだかんだいって、夫の一浩のことを尊敬しているからこそ折れてしまう。そういう部分には共感できました。愛だけでつながっている2人ではなく、人間として惹かれ合っているから、関係が成り立っているのかなと感じています」。

 プロデューサーの栗原美和子氏は、本作をヒーリング効果のある“アロマドラマ”と称す。さらに、「深田さんの新たな魅力が炸裂しています。驚異の美しさとかわいらしさがヒーリング効果を際立たせ、大人の女性が2人の男性の間で揺れ動く、甘くてほろ苦い物語を演じきってくださいました」と絶賛する。

 今までにない新たな魅力について、深田自身は自覚がないながら、「30代最後の自分を切り取っていただけた感謝でいっぱいです」と語る。また、演じるにあたっては、新たな挑戦の連続だったとも。

「まくしたてて話す役はあまりやったことがなかったので、すごく難しかったですね。台本も会話劇なので、“て、に、を、は”が変わると、夏美の言いたいことが伝わらなくなってしまうので、セリフにもこれまで以上に気を使いながら演じました」。

■田中圭との再会は空振り? 「自分が思っていた距離感と少し違っていました(笑)」

 今回、夫の一浩を演じる田中とは久々の共演で、楽しみにしていたと語る深田。「再会がうれしくて、“圭さん、久しぶりー!”って話しかけたら、“あ、深田さん。よろしくお願いします”って真顔で言われて。あれ、自分の思っていた距離感、ちょっと違ったのかなって、さみしかったです(笑)。でも後から聞いたら、前回の共演の時にどんな感じだったかわからなくて、丁寧に話してくださったみたいです。撮影が始まったら気さくに話してくれたので、安心しました」。

 夏美が恋に落ちる若い郵便局員・成生を演じた片寄については、「居心地をよくしてくださる方ですね。撮影の合間にみんなで待機しているときもいい距離感で接してくださって、私も自然でいられました」と語る。

 また、今回は山田詠美氏の原作で、文学的かつ知的なセリフが散りばめられているのも見どころのひとつ。「普段使わないような印象的なセリフがたくさんあって、とても新鮮でした。ドキドキする面もありながら、考えせられるような部分もありますし、セリフに耳を傾けながら見ると。また違ったおもしろさがあるんじゃないかなと思います」。個性的な女性をどう演じたのか、ストーリー展開とともに注目したい。

■演じる喜びを感じるのに、2年遅れの時差?「演じているときは精一杯でありがたみに気づけない」

 中学2年生の時、『ホリプロタレントスカウトキャラバン』で、約2万人の応募者の中からグランプリを獲得した深田。『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)でHIVに感染する女子高生を演じて大きな脚光を浴びた。以来、幅広い役柄を演じ第一線で活躍し続けているが、役を演じる決め手については「おまかせ」だと言う。

「どんな役でもハードルはあるので、自分にこの役を演じてほしいと思ってくださった方々の期待に応えたいなと思っています。できると思うからこそオファーをしてくださったのかなと思うので、私にはこんな役できないとか、そういう事は考えないようにしています」。

 今回演じる夏美も最初は演じる自分が想像できなかったと話すが、壁に立ち向かうことで、新たな発見がたくさんあると思って挑んだ。ただ、自身が役を演じる喜びを感じるのには大きな時差があると言う。

「演じている時は精一杯なので、2年ぐらいしてから実感するんです。こんなにいい作品に出演させていただいていたなんて!と。だいぶ時間差があるんですよね(笑)。もっと楽しんでやればよかったなって」。

 40歳を迎え、変わらぬ美貌とチャーミングさで愛され続ける深田。完璧なボディメイクも憧れの的だが、食生活はもともと粗食が好きで、大好きな豆腐は冷蔵庫に常備して食事の際に楽しんでいるそう。

また、一番気をつけているのは“姿勢”。「せっかくキレイな服を着ても、姿勢が悪かったら美しく見えないんじゃないかなと思っています。歩き方や、立ち姿、姿勢によって見え方がかなり変わると思うので、日頃から意識しています」

 年齢を経て体力の変化はあるが、“大人になりきれていない部分もある”と話す深田。「いまだに凡ミスをして、家族みんなにツッコまれたりもしています。この間も盛大に言い間違いをしてしまって、父に“恭子はそれでいいんだよ”って苦笑しながら言われてしまいました(笑)。そうやって、仲のいい妹や家族と一緒に過ごす時間は、私にとってすごく大切ですね」。

 最後に今後の目標を聞くと、こんな答えが返ってきた。「ネガティブになりがちで、そういう時はずっとお布団に入っています。しばらくすると犬が側に来てくれるおかげで、だんだん顔を出す感じ(笑)。そろそろポジティブに切り替えたいです!」。

 茶目っ気たっぷりに微笑む姿に、深田恭子が長年愛され続ける理由を感じた。10代からずっと、一線で俳優として活躍し続けるのは、至難の業だ。どんな役にも真摯に向き合い、魅力的に演じてきた彼女が、最新作で見せる新しい顔に期待したい。

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