スティーヴン・タイラー、1973年に16歳だった少女への性的暴行で提訴される

0

2023年02月05日 14:41  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

スティーヴン・タイラー、20代の頃に10代少女を弄んだか
1970年代から活動する米ロックバンド「エアロスミス」のフロントマン、スティーヴン・タイラー(74)が、25歳の時に未成年女性に性的虐待を働いたとして訴えられた。訴訟を起こした女性は、16歳の時から3年間にわたりスティーヴンに操られ、アルコールや違法薬物を与えられたり、中絶を命じられたと主張。これにより精神的苦痛を受け、現在も苦しんでいるという。

スティーヴン・タイラーが、1973年から3年間にわたって当時未成年だったジュリア・ミスリーさん(Julia Misley、65)に性的虐待を加えたとして提訴された。米芸能ニュースサイト『Entertainment Tonight』が現地時間3日に報じた。

同メディアが入手した裁判資料によると、2人が出会ったのはスティーヴンが1973年に米オレゴン州ポートランドで公演を行った時だった。ジュリアさんはスティーヴンのエージェントからバックステージに招待され、ホテルの部屋に連れて行かれたという。

その時ジュリアさんは16歳という年齢を伝えたものの、ホテルに一晩滞在させられ、スティーヴンから性的暴行を加えられたそうだ。さらに後日、シアトルでのコンサートに誘われ、そこでも性的暴行を受けたと彼女は主張している。

またスティーヴンは頻繁にジュリアさんの自宅に電話をかけており、「君のために書いた楽曲をレコーディングしたから、スタジオで一緒に歌おう」と誘い出すなど、会いに来るようにあらゆる言葉を仕向けてきたという。

しかも彼は刑事訴追を避けるため、ジュリアさんの後見人になろうとしていた。スティーヴンはジュリアさんの母親に会いに行き、学校への入学や医療の提供などの面倒を見ると約束して、後見人の権利を自分に譲るように説得したそうだ。

この他にもスティーヴンからアルコールや違法薬物を与えられ、ジュリアさんが妊娠したことを彼に告げると中絶するように命じられたという。こういった過酷な出来事が続いた結果、ジュリアさんは深い精神的苦痛を負うようになり、現在も苦しんでいるそうだ。

ジュリアさんはすでに結婚して子供がいることから、自身の過去については黙秘してきた。

しかしスティーヴンは2011年に出版した自身の回顧録『Does the Noise in My Head Bother You?』で、ジュリアさんと思われる女性について告白したのだ。訴訟では同著からの一部引用として、次のような言葉が記載されているという。

「彼女は16歳という運転できる年齢で、猛烈にセクシーで、俺は彼女に夢中になった。彼女は俺の心の欲望であり、熱烈な情欲のパートナーだった。恋に落ちすぎて、10代の花嫁をもらうところだった。」

ジュリアさんは昨年12月27日、ロサンゼルス高等裁判所に初めて訴訟を起こしたが、当時の裁判資料でスティーヴンの身元は隠され“被告人のドー(Defendant Doe)”と記されていた。そして2月1日に提出した新しい書類では、スティーヴンの名前が記載されている。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
    ニュース設定