2016年から参戦するハースF1チームのカラーリング変遷【F1チーム別歴代マシンギャラリー】

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2023年02月06日 14:00  AUTOSPORT web

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2016年よりF1に参戦するハースF1チームの歴代マシン
 マネーグラム・ハースF1チームは、1月31日(火)の日本時間23時に2023年型F1マシン『VF-23』のカラーリングを発表する。F1に参戦する10チームのうち、最も早いタイミングで2023年のカラーリングを発表するハースは、ケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグというベテランコンビでF1参戦8年目のシーズンを迎える。

 新タイトルスポンサー獲得に伴い、チームは「2023年型マシンのカラーリングは昨年型とは異なるものになる」と述べている。ここでは2016年から参戦するハースが2022年シーズンまでに走らせた過去7台のマシンとそれぞれのカラーリング変遷を振り返る。

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 2016年からF1に参戦を開始したハースF1チーム最初のマシン『VF-16』。ライトグレーをベースにブラックとレッドのカラーリングを纏った。30年ぶりのアメリカンF1チームはデビューレースからポイントを獲得。参戦初年度のドライバーはロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスだった。


 開幕前テストからグレーにレッドを配したカラーリングを使用していたハース2年目のマシン『VF-17』。第5戦スペインGPでFIAが全チームにカーナンバーとドライバー名をより見やすく表示するよう求めたことを機に、翌戦第6戦モナコGPからカラーリングが変更されることに。


 2017年第6戦モナコGPからはレッドの部分が光沢のあるグレーに変更された『VF-17』。なお、新カラーリング初戦となったモナコGPでチーム初のダブル入賞を果たしている。


 デビューイヤーと同じ白と赤のカラーリングとなった2018年の『VF-18』。第15戦シンガポールGPでケビン・マグヌッセンがチーム初のファステストラップを記録したほか、コンストラクターズ5位というチーム史上過去最高の成績を手にした。


 イギリスのエナジードリンクメーカーであるリッチ・エナジーとタイトルスポンサー契約を結び、ハースF1チームからリッチ・エナジー・ハースF1チームへと名称を変更した2019年。同年の『VF-19』はリッチ・エナジーの黒と金のカラーリングを纏った。しかし、第14戦イタリアGP終了後にパートナーシップを解消することに。


 リッチ・エナジーとのパートナーシップ解消後の第15戦シンガポールGP以降も『VF-19』の黒と金のカラーリングは維持されたが、リッチ・エナジーのロゴは外された。


 2020年の『VF-20』は薄いグレーやブラックを基調に、一部のラインやチームのロゴ、カーナンバーなどがレッドでデザインされた。しかし、前年に続いてパフォーマンスに悩まされ、2年連続のコンストラクターズ9位という結果に。


「2022年に向けての開発に全力を傾ける」とコメントされたとおり、2021年に投入した『VF-21』は前年の『VF-20』を踏襲。ドライバー体制を一新し、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンの新人2名を起用。“ほぼ1年落ち”というマシンだったこともあり、チーム史上初のノーポイントでシーズンを終えることに。

 財政面ではマゼピンの父であるドミトリー・マゼピンが共同オーナーを務める世界最大級の肥料企業『ウラルカリ』がタイトルスポンサーに就任し、『VF-21』はロシア国旗をイメージさせるカラーリングとなった。


 フェラーリのシャシー・エンジニアリング責任者を務めたシモーネ・レスタをテクニカルディレクターに迎えて開発された『VF-22』。2022年2月21日にスペイン・バルセロナで行われたシェイクダウンでは『ウラルカリ』のカラーリングを纏っていた。


 2月24日にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始。それに伴い、バルセロナテスト3日目(2月25日)で再び姿を現した『VF-22』からはウラルカリのロゴや、ロシア国旗を連想させるブルーやレッドのラインが外され、ハースはその後3月5日にウラルカリ、そしてマゼピンとの契約を解除すると発表した。


 マゼピンに代わり、マグヌッセンがレギュラードライバーに復帰。本戦用の『VF-22』のカラーリングは白と黒を基調に赤のアクセントが入るデザインへと変更された。第21戦ブラジルGPではマグヌッセンがチーム史上初のポールポジションを獲得。また、コンストラクターズ8位という成績を残した。
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