サム・スミス、風船のような衣装でレッドカーペットに登場「チキンの丸焼きみたい」ジョーク飛び交う

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2023年02月13日 12:01  Techinsight Japan

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ファッションで自身の個性を強くアピールしたサム・スミス
英シンガー・ソングライターのサム・スミス(30)が、「ブリット・アワーズ(Brit Awards)2023」のレッドカーペットで、ラテックス製のジャンプスーツを着て登場した。しかしこの衣装が巨大な風船の様だったことから、SNSでは「座ったらどんな音がするんだろう」「チキンの丸焼きみたい」とジョークにする声が飛び交った。サムは最近体型批判の標的にされたことから、デザイナーがサムの自然な美しさを称えるために、このような衣装をカスタムメイドしたと明かしている。

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現地時間11日にロンドンのO2アリーナで開催された英国最大の音楽賞「ブリット・アワーズ」のレッドカーペットで、サム・スミスが纏った衣装が大きく注目を浴びた。

サムは過去に同性愛者であるとカミングアウトし、2019年には自身の性別が男性・女性のどちらでもない「ノンバイナリー」であると告白。自身のMVやステージでは、性別にとらわれない大胆なファッションを披露している。

そんなサムが自身の個性を強くアピールするかの如く、風船のように膨らんだジャンプスーツを着て現れたのである。

衣装はロンドンのファッションブランド「Harri」によるカスタムメイドで、光沢のある黒いラテックス素材を使用したものだ。肩部分から袖にかけては丸みを帯びて大きく膨らみ、下半身は外側に大きく尖ったようなフォルムをしている。

首元のフロント部分をジッパーで閉め、黒い手袋とプラットフォーム(厚底)ブーツを合わせた、全身黒のコーディネートを完成している。右耳にはパールのイヤリングを、左耳にはメタルのピアスをつけていた。

同ブランドのデザイナー“Harri”はファッションメディア『WWD』の取材に応じ、サムのためにこのような衣装をカスタムメイドした理由について明かした。

同氏は、サムが最近SNSで体型批判の的になっており、体型について多くのヘイトコメントを受けていたことに言及。そして「これは、サムの自然な体型と自分自身らしくあることの美しさを称えるという、私自身の表現なのです。人々が見たことがないような、サムのイメージを創造したかったのです」と説明した。

サムは同日自身のInstagramで、この衣装を着て会場へと歩く姿や、レッドカーペットに立つ写真を公開した。するとフォロワーからは「アイコニック。人々は、これがどれほど特別であり、独特で大胆であるかが分からないだろう」「レジェンド!」「虜になった」と称賛のコメントが届いた。

一方、風船のような衣装を着るサムの姿をジョークにする人達も多く、SNSでは「座った時には、どんな音がするんだろう。座るたびに、おならの様な音が出るんじゃないか」「サムは、レディー・ガガという歴史的な人物を凌駕しようとした。しかし、期待したほど成功しなかったようだ」「なんだか、カマキリのようにも見えるわね」といった意見も飛び交っていた。


この他にもサムの写真を共有し、「バルーンアートみたい」「ローストチキン(チキンの丸焼き)だよ」「衣装の中でおならをしたら、こうなった」とネタにしたり、「現在、米軍に撃墜される前に脱がなくてはと必死になっている」と中国の偵察気球と比較するジョークなども見受けられた。


当日の授賞式でサムは最優秀ポップ/R&Bアクト賞と、キム・ペトラスとコラボした楽曲『アンホーリー』で最優秀ソング賞にノミネートされていた。惜しくも受賞は逃したものの、サムは黒いレザーの衣装に着替えてステージに立ち、キムとともに同曲を披露した。



画像2〜4枚目は『SAM SMITH 2023年2月11日付Instagram「Brits 2023」』『The BRIT Awards 2023年2月11日付Instagram「Books in for an MOT」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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