サム・スミス、「ブリット・アワーズ」での過激ライブに苦情殺到「奇妙なパフォーマンス」

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2023年02月16日 11:41  Techinsight Japan

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サム・スミス、「ブリット・アワーズ」のパフォーマンスに苦情が殺到(画像は『SAM SMITH 2023年1月27日付Instagram「I’m Not Here To Make Friends」』のスクリーンショット)
英国最大の音楽賞「ブリット・アワーズ(Brit Awards)2023」の番組内容に関し、英国放送通信庁「オフコム」に100件以上の苦情が寄せられた。式典の様子は当日英ITVで放送されたが、苦情の多くは英歌手サム・スミス(30)のパフォーマンスや衣装に関するものだった。サムは悪魔の角を装飾した帽子とボンデージ風のコスチュームで登場し、悪魔をテーマにしたようなパフォーマンスやセクシーなダンスを披露していた。

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サム・スミスは、現地時間11日にロンドンのO2アリーナで開催した「ブリット・アワーズ」のレッドカーペットで、黒いラテックス素材による風船のようなジャンプスーツを着て登場し、大きな注目を集めていた。

当日の式典では、サムが最優秀ポップ/R&Bアクト賞と、キム・ペトラスとコラボした楽曲『アンホーリー』で最優秀ソング賞にノミネートされていた。サムは惜しくも受賞を逃したものの、この後衣装を着替えてステージに現れ、キムと共に同曲を披露した。

しかし、サムの衣装やパフォーマンスがあまりにも過激だったことから、視聴者からの苦情が殺到したのだ。ステージに登場したサムは黒いレザーのボンデージ風コスチュームを纏い、悪魔の角を装飾したトップハットを被っていた。

バックダンサーも全員黒い衣装を着ており、悪魔をテーマにした演出やセクシーなダンスが披露された。さらに楽曲のラストには、セットとして置かれた車の上でダンサー2人が熱いキスをする場面がクローズアップで映されたのだ。

サムが悪魔をテーマにパフォーマンスを行ったことに対し、SNSでは次のような意見が飛び交っていた。

「私達のような右派は、サタン(悪魔)という言葉を頻繁に使うかもしれない。しかしサム・スミスのパフォーマンスは、文字通りサタンへの賛辞だ。」
「奇妙なパフォーマンスだった。なぜアーティストは悪魔にこだわるんだ? 僕は目をそらさずにいられなかったよ。」
「真面目な信仰者でなくても、人々はサムのあのような悪魔崇拝のパフォーマンスを不快に感じるだろう。」

さらに多くの視聴者は、英国の放送通信分野の規制機関「オフコム(Office of Communications、Ofcom)」に直接苦情を申し出たようだ。英ネットメディア『Daily Mail Online』によると、同庁の広報担当者は「『ブリット・アワーズ』に関する106件の苦情を受けた」と話したという。

苦情の大半はサムのパフォーマンスに関するもので、残りは攻撃的な言葉の使用やアルコールの摂取に対するものだったそうだ。

同番組では、出演者が攻撃的な言葉である“Sワード”を2回も放つ場面や、司会を務めた英コメディアン、モー・ギリガンとハリー・スタイルズが、ステージ上でショットグラスを一気飲みする姿が放映された。この他にも、出演者の間で飲酒にまつわる話題が持ち上がっていたことから、多くの視聴者が反感を抱いたようだ。



画像は『SAM SMITH 2023年1月27日付Instagram「I’m Not Here To Make Friends」』『The BRIT Awards 2023年2月11日付Instagram「Books in for an MOT」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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