ハリー・スタイルズ、スニーカーに飲み物を入れて一気飲み　「ハリーの靴なら飲める」「気持ち悪い」と賛否

歌手ハリー・スタイルズ（29）がオーストラリアでの公演中、自分の靴に注いだ飲み物を一気飲みした。ハリーが挑戦したのは、オーストラリアで人気の「シューイ（shoey）」と呼ばれる儀式だ。この動画がSNSに拡散されると多くの人が「気持ち悪い」とコメントしたものの、一部の熱狂的ファンから「ハリーの靴なら私も飲む」「あの靴になりたい」といった声もあがった。

【この記事の動画を見る】

現在ワールドツアー「Love On Tour」を敢行中のハリー・スタイルズが現地時間20日、オーストラリア公演をスタートした。初日の舞台となったのは、西オーストラリアの州都パースにあるスタジアム「HBFパーク」だ。

この日、ステージに立ったハリーは多くの観客が見守る中、オーストラリアで人気の儀式「シューイ」に挑戦した。

シューイとは、F1ドライバーが表彰台に上がった際、靴にアルコール類を入れて飲み干す儀式として知られている。2016年6月にオランダで開催したロードレース世界選手権（MotoGP）で優勝したジャック・ミラーが、国際的なモータースポーツの舞台で初披露。同年8月には、ドイツGPで2位に輝いたダニエル・リカルドがF1ファンの前で初めてシューイを行った。ジャックとダニエルは、ともにオーストラリア出身のレーサーだ。

シューイの起源は1800年代のドイツに遡るが、最近では特にオーストラリアで人気があり、レーシングドライバーやアーティストが表彰台やステージの上で披露している。そのためハリーも、現地でこの儀式に挑戦したかったようだ。

西オーストラリア州のメディア『PerthNow』によると、ハリーはステージの上から観客席にいたスコットさんという男性に「シューイをしたことがある？」と尋ねたという。

スコットさんが「イエス」と答えると、ハリーは「僕の夢だったんだ」と言い、飲み物を入れたコップを差し出して「そこに注いで」と頼んだ。するとスコットさんは、飲み物を自分の靴に注いで中身を一気に飲み干したそうだ。

そして次にハリー本人がシューイをする準備を始めた。SNSで拡散された動画によると、ハリーは履いていた「アディダス」のスニーカーの片方を持つと、テーブルに置かれた水筒の蓋を開け、飲み物をスニーカーに注いだのだ。

ハリーはスニーカーを持ってマイクの前に立つと、「これは僕が目撃した中で、最高に気持ちが悪い伝統のひとつだ」と観客に語りかけた。そしてファンが歓声を上げる中、ハリーはスニーカーに口を当てて一気飲みをしたのだ。最後の一滴まで飲み干すため、靴を何度も振っていた。

その後、スニーカーを履き直してマイクの前に再び立つと、シューイに挑戦した感想を冗談交じりにこう述べたという。

「まるで別人になったような気分で恥ずかしいね。とても個人的な気持ちというか。これほどまでに親密な瞬間を、こんなに多くの人達と共有することになるなんて。セラピストとじっくり話し合うつもりだよ。」

この動画を見た人々はかなり驚いたようで、「ハリーはなぜ、汗まみれになった靴から飲み物を飲んでいるんだ？　吐き気がする」「ハリーがオーストラリアでシューイをしたなんて、信じられない」「気持ち悪い」「こんなものは見たくもないよ」といった書き込みが多数見られた。

一方で、一部の熱狂的ファンから「ハリーの靴なら、私も飲むわよ」「今日見た中で、最高に魅力的な動画だわ」「あれが私の靴だったら良かったのに」「あの靴になりたい」という声も届いていた。



画像2枚目は『Pop Base　2023年2月20日付Twitter「Harry Styles does Australian tradition Shoey,」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）