レディー・ガガ、愛犬強奪事件に関与した女から訴えられる「謝礼金を受け取っていない」

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2023年02月27日 09:51  Techinsight Japan

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当時「50万ドルの謝礼金を支払う」と公言していたレディー・ガガ
レディー・ガガが、2021年に強奪された2匹の愛犬を発見した女から提訴された。女はガガの愛犬達を見つけたと届け出たが、のちに犯行グループの仲間であることが判明して起訴され、現在は執行猶予中だ。当時のガガはSNSで「愛犬を発見した人には無条件で50万ドルの謝礼金を支払う」と伝えて情報を募っていた。しかし女はいまだに謝礼金を受け取っていないことから、ガガの行為が契約違反や詐欺にあたると主張している。

レディー・ガガの愛犬が強奪されたのは、現地時間2021年2月24日午後10時頃の出来事だった。ドッグウォーカーのライアン・フィッシャーさんがハリウッド界隈でガガの3匹のフレンチ・ブルドッグを散歩させていたところ、背後から乗用車で近づいてきたグループに突然襲われたのだ。

犯行グループはフィッシャーさんの胸を撃って重傷を負わせ、ガガの愛犬“コジ(Koji)”と“グスタフ(Gustav)”の2匹を強奪して現場から逃走。フィッシャーさんは搬送先の病院で肺の一部を切除したものの、一命を取りとめていた。

事件から2日後の現地時間26日、ガガは自身のSNSで「発見者には無条件で50万ドル(当時で約5300万円)の謝礼金を払う」と発表。すると同日に、偶然犬を発見したという女が2匹を連れて地元警察に現れ、愛犬達は無事保護された。

しかし2か月後の4月29日に事件が急展開する。ロサンゼルス警察が事件に関与した男女5人を逮捕したと発表し、そのうちの1人がガガの2匹の愛犬を警察に届けたジェニファー・マクブライドだった。

マクブライドは逮捕された共犯者の男と交際しており、窃盗に関与したとして盗品受領の罪と事後強盗罪で起訴された。しかし盗品受領の罪については不起訴となり、2年間の保護観察処分が言い渡されていた。

そして事件発生からちょうど2年が経った現地時間2023年2月24日、マクブライドが強奪された犬達を発見したと届け出たにもかかわらず、いまだに謝礼金を受け取っていないことからガガを提訴したと米メディア『TMZ』が報じたのだ。

ロサンゼルス郡副地方検事ミシェル・ハニシー氏は同メディアの取材に応じ、マクブライドは犯行に関与した男達と何年も前から知り合いで、報酬を得るために犬達を返還しており、盗まれたことも十分承知していたと話した。

さらに同氏は、マクブライドが執行猶予中であるため、ガガが何らかの経済的損失を被った場合にはマクブライドに損害賠償を求めることができるとも指摘した。

米メディア『People.com』では翌25日、マクブライドの弁護士が24日に提出した訴状を入手したとして、その内容を伝えている。

文書によると、当時のガガは「50万ドルの謝礼金を支払う」「質問はしません」などと明言したが支払いを怠ったため、彼女が契約違反や虚偽の約束による詐欺、事実と異なる表示による詐欺を犯したと主張している。

そしてガガが発表した申し出に対して「原告のような一般市民を欺き、それらを信頼させることで、レディー・ガガのブルドッグを捜し出して被告に引き渡すという約束を実行させる意図で行われたものだ」と訴えているという。

今回の訴えに関し、現在のところガガによるコメントなどは発表されていない。

画像2枚目は『Miss Asia 2017年11月19日付Instagram「So excited to watch our mom @ladygaga perform The Cure!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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