「クイーン」ブライアン・メイ、チャールズ国王から勲章を授与 音楽とチャリティ活動への貢献が認められる

22

2023年03月15日 12:41  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

バッキンガム宮殿で行われた伝統的な叙勲の儀式(画像は『Brian Harold May 2023年3月14日付Instagram「No words !」』のスクリーンショット)
英ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ(75)が、バッキンガム宮殿でチャールズ国王(74)から勲章を授与された。ブライアンはクイーンが全盛期だった1980年代に数々の大ヒット曲を生み出し世界中でツアーをしてきたほか、動物愛護の提唱者としても世界的に評価されている。こういった音楽とチャリティ活動への貢献が認められ、栄誉ある勲章を授与されることになった。

【この記事の他の写真を見る】

現地時間14日にバッキンガム宮殿で開催した勲章授与式で、チャールズ国王がブライアン・メイに下級勲爵士(knight bachelor)の称号を与えた。

ブライアンは昨年12月に英政府が発表した、英国で毎年恒例の「新年の叙勲者リスト(New Year’s Honors list)」で、叙勲メンバーの1人に選出されていた。この栄誉は、英国内で公職に就いて功績を残したり奉仕や慈善活動に貢献するなど、並外れた功績と奉仕を行った人々を称えて、勲章を授与する制度だ。

ブライアンは国民的ギタリストとして半世紀以上にわたり音楽活動を続ける傍ら、宇宙物理学者や動物愛護の提唱者としても知られており、多くのチャリティ団体のパトロンを務めてきた。今回の栄誉は、そんな彼の音楽と慈善活動への貢献を称えたものだ。

2005年にはエリザベス女王から「大英帝国勲章(Order of the British Empire)」を授与されていたが、今回は下級勲爵士とともに、“サー(Sir)”の称号も与えられた。

現地メディアによると、この日ブライアンはモーニングスーツを着て正装し、妻で女優のアニタ・ドブソンを伴ってバッキンガム宮殿を訪れたという。

授与式が始まると、チャールズ国王の前でブライアンがひざまずき、国王から両肩に剣を当てられるという伝統的な儀式を行った。勲章を授与された後、国王とブライアンはしばらくの間会話を楽しんだ。

この後ブライアンは英『PA通信』の取材に応じ、勲章を授与されたことの喜びについて、「とても幸せで、満面の笑みを浮かべているよ。特に、国王から授与されたことに大きな意味があるんだ」と述べ、国王との関係についてこのように明かした。

「僕と国王は長年にわたり、頻繁に連絡を取り合ってきた仲なんだ。年齢が近いこともあり、彼に対する思い入れも強い。素敵なひと時だったよ。」

ブライアンは1947年7月生まれでチャールズ国王は1948年11月生まれと、年齢は1歳違うだけだ。そんな2人が儀式後に会話をした際、健康に関する話題が持ち上がったという。

ブライアンはその時の内容について、「僕達は、ほぼ同い年だということについて話し合っていたんだ。すると彼は、儀式で僕がひざまずいた時に、膝が耐えられるかと心配していたと言うんだ。それで僕は『ギリギリのところでした』と答えたよ」と明かした。


そして最後には、名誉ある勲章を授与された感激の気持ちを、次のように表現している。

「この栄誉を受け取ることは、学校で金星をもらった時のような、承認された気分になるんだと思う。例えば何かをやり遂げて、自分が何を達成したのかを分かっているとする。そんな時にトップから承認印をもらえたら、もの凄く良い気分だし、とても特別なことなんだ。」

画像は『Brian Harold May 2023年3月14日付Instagram「No words !」』『The Royal Family 2023年3月14日付Instagram「Musicians Brian May and YolanDa Brown congratulate each other after receiving their honours from The King during an Investiture at Buckingham Palace.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • どうせならクイーンから貰った方が…と言いたい気持ちも分かるけど、当然、チャールズさんのイメージアップも計算に入ってるわけですからね。
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(9件)

ニュース設定