パラディーニ・レーシングが新型『トヨタ・カローラGRS TCR』披露。強豪コブラも陣営加入を表明

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2023年03月22日 15:40  AUTOSPORT web

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新型『トヨタ・カローラGRS TCR』の2台体制を敷くと表明済みの強豪Paladini Racingが、新シーズンに向けたカラーリングを公開
 創設3年目となる2023年のTCRサウスアメリカ・シリーズに向け、すでに新型『トヨタ・カローラGRS TCR』の2台体制を敷くと表明済みの強豪パラディーニ・レーシングが、新シーズンに向けたカラーリングを公開。また、全6台の参戦がアナウンスされていたTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)製の新型モデルのうち、グリッドに並ぶ“残る2台のうち1台”は、過去2年のシリーズでアウディRS3 LMSを走らせてきたコブラ・レーシングが、異ブランド体制で挑むことも発表されている。

 アルゼンチンのトップチームとして最初のカスタマーに名乗りを挙げたパラディーニ・レーシングは、同国のトップカテゴリーであるTC2000(旧スーパーTC2000)経験者のファビアン・シャナントゥオーニと、昨季のTCRでもタイトルを争ったファン-アンヘル・ロッソのために、コルドバに本拠を構えるTOYOTAチーム・アルゼンティーナ(TTA)が製造する2台の真新しいモデルを用意した。

 元シングルシータードライバーとして活躍を演じたヴィクトル・ロッソ率いる同チームで、今季はエースとして合流した息子のアンヘル・ロッソとともに、2022年はそのロッソ代表率いるプーマエナジー・ホンダ・レーシングのシビックSTC2000でも戦った経歴を持つシャナントゥオーニは、今週末の3月24〜26日にコルドバのオスカー・カバレンで幕を明ける新シーズンを前に「美しいだけでなく、とてもうまく機能する」新型モデルのシェイクダウンも担当した。

「ビージャ・デル・プラドのトラック、バルタ・エクスペリエンスでシェイクダウンを終えたが、今週末のコルドバでこの真新しいチームと最高のシーズンを迎えるのが待ち切れない気分だ!」と続けたシャナントゥオーニ。

■強豪コブラ・レーシングが、アウディ×トヨタの異ブランド体制で2023年シーズンへ

 一方、ブラジルに拠点を置くコブラ・レーシングは、シリーズ創設初年度からアウディの初代サルーンで参戦し、北米シングルシーターでも活躍した“アナ・ベアトリス”ことビア・フィゲレイドや、TC2000でも躍進を遂げるティーンエイジャー、イグナシオ・モンテネグロらを起用。初年度には長距離耐久イベントに向けた国際ゲストにトム・コロネルを招聘するなど、タイトル戦線に絡む強豪として活躍を演じてきた。

 そのコブラ・レーシングは、今季に向けドイツ製TCR車両に加えてもう1台の新型『トヨタ・カローラGRS TCR』も走らせ、併催されるTCRブラジル初年度のタイトルも狙うと宣言した。

「自分のキャリアでこの新しい挑戦に立ち向かうことに興奮している」と語るのは、昨季にもポルシェ・カレラカップの耐久王者を獲得したディエゴ・ヌネス。そのヌネスはチームが保有するアウディのシートを確保し、TCRでのデビューシーズンに挑む。

「TCRは毎年大きくなっている国際的なカテゴリーとして認知されているが、コブラ・レーシングはシリーズでもっとも競争力のあるチームのひとつであることを証明してきた。この機会にTCRサウスアメリカに参加する後押しになったのは、その人気の高まりゆえだ」と、意気込みを語ったヌネス。

 一方、過去2年間レギュラーを務めたベテランのアダルベルト・バプティスタは、今季アウディのステアリングを握ることはなく、真新しいトヨタ製TCR車両にスイッチする。

「新シーズンもCobra Racingに留まることができてとてもうれしく思うし、この新型トヨタをドライブできることに興奮している」と語ったバプティスタ。

「僕は初年度からTCRサウスアメリカの一員であり、チャンピオンシップがこのような短期間でどれほど成長したかを見られて、本当にうれしく思っているよ」

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