『特捜9 season6』に出演する(左から)深川麻衣、中村梅雀、羽田美智子、井ノ原快彦、吹越満、田口浩正(C)テレビ朝日 俳優の井ノ原快彦が主演を務めるテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『特捜9 season6』(毎週水曜 後9:00)が、4月5日スタートする。このほど、都内で制作発表記者会見が行われ、“主任”浅輪直樹役の井ノ原をはじめ、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、中村梅雀ら警視庁刑事部捜査一課特別捜査班の豪華メンバーが出席した。
【写真】侍ジャパンを祝福した“特捜9”メンバー 『特捜9』として6年目、そして前身の『警視庁捜査一課9係』から数えると18年目となり、今や「家族のような間柄」だというメンバーたちが、現場のムードそのままに和気あいあいとトークを展開した。
会見ではまず、『season6』の“進化”が話題に上がり、井ノ原が「一般的に役柄は成長しないことが多いですが、『特捜9』では年々キャラクターも成長してきた気がします。今年もさまざまな状況の変化があるので、昨年とはまた違った浅輪直樹をお届けできると思います」と堂々宣言。村瀬(小宮山)志保役の羽田も「今年は“老舗”でありながらも新しく変化していこうという約束のもとに脚本や映像も進化。作品が新しくなったことを実感しています」とシリーズの成長を強調した。
ベテラン刑事・青柳靖を演じる吹越は、自身の衣装の靴下の微妙な変化を打ち明けながら、「最近、『特捜9』は単なる“事件もの”ではなく、“刑事もの”になっているんじゃないかな」と本作ならではの人間ドラマについて語り、矢沢英明役の田口も「『season6』は事件だけじゃなく、それぞれの家庭の問題も少しずつ入ってきて、素晴らしい展開になっています」と自信をのぞかせた。
会見の中盤では、昨シーズンから加わった若手警察官・三ツ矢翔平を演じるSnow Man・向井康二から、「大人気シリーズにまたチームの一員として参加できること、すごくうれしいです」とメッセージが。さらに「(劇中で)僕が使っているタブレット、最新のものに変えられませんか?重たくて、手がプルプルしてしまいます(笑)」という相談を寄せると、井ノ原は「田口さんは『9係』以来17年間、同じ手帳を使っているので、2年目ではまだまだ。プルプルしないように筋トレしてほしい」と、その提案を一蹴。しかし「彼も本当に続投を喜んでいて、初日もすごく張り切っていました。衣装合わせをするたびに僕に写真を送ってくるので“今年も頑張ろうね”みたいなやり取りをしています」と、後輩との心温まるエピソードを披露。羽田も「向井くんはいつも一生懸命なので、“もうちょっとこうしてみたら?”と、ついお節介を焼きたくなっちゃう」と語っていた。
最後、『season6』の主題歌が20th Centuryの新曲であるミディアムバラード「あなたと」に決定したことも発表されると、井ノ原は「主題歌も木曜日から週末に向けて頑張るぞ、という気持ちになれるような楽曲を作ったつもりです。今年も一同、みなさんの明日への活力になればいいなという気持ちで取り組んでいますので、水曜9時はぜひ『特捜9』をご覧いただきたいですね」と個性派刑事たちをまとめる“主任”らしく力強くメッセージを呼びかけ、会見を締めくくった。