『君と世界が終わる日に』Season4に下村海斗役で出演している前田公輝 (C)ORICON NewS inc. 「HiGH&LOW」シリーズや連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)での好演も記憶に新しい前田公輝。同一人物が演じているとは思えないほど、演じる役柄によって雰囲気をガラリと変えるカメレオン俳優の前田が、Huluオリジナル『君と世界が終わる日に』Season4に下村海斗(しもむら・かいと)役で初参加。「これまで自分がやってきたものを総動員しないとできないかもしれないキャラクター、ここ最近の集大成になると思っている」と、やりがいを感じているようだ。
「『赤ひげ』の津川は空気を読むことに長けていて、それゆえに正面から事実を受け入れようとしないちょっと曲がった性格だけど、『きみセカ』の海斗は空気を読んでその時々で最適な選択ができるキャラクター。『HiGH&LOW』の轟は、初登場から映画『HiGH&LOW THE WORST X』(22年)まで、割と時間をかけてゆっくり成長していったけれど、その経験を凝縮させて、海斗の成長を短期間で演じなければいけないと思っています。『ちむどんどん』でずっと恋愛していた経験も生かせそうなんです。撮影では、アドリブも入れながら現場で海斗の人物像がどんどん膨らんでいるのを感じています。また、僕にも兄がいるので、海斗の兄に対する思い、そばにいてくれるだけで安心する感覚は海斗も一緒だろうな、と思いました」。