グウィネス・パルトロウ、スキー事故をめぐる裁判で勝利 原告男性に優しい言葉をかけて法廷を去る

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2023年04月01日 11:41  Techinsight Japan

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2016年に起きたスキー事故をめぐる民事裁判で勝利したグウィネス・パルトロウ。評決を聞くとホッとしたような表情をした
グウィネス・パルトロウ(50)が、2016年に起きたスキー事故をめぐる民事裁判で勝利した。陪審員による評議の結果、過失は訴えを起こしたテリー・サンダーソンさん(76)に100%あるとの評決が下された。これによりテリーさんはグウィネスに対し、1ドル(約130円)の損害賠償金を支払うことになる。グウィネスは法廷を出る際にテリーさんのそばに行き、親切な言葉をかける場面もあった。この後、グウィネスは自身のSNSで声明文を発表し、裁判に対する心情を述べた。

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現地時間3月30日、ユタ州パークシティのスキー場「ディアバレー・リゾート」で2016年2月に起こった、グウィネス・パルトロウと元検眼医のテリー・サンダーソンさんの衝突事故をめぐる裁判の評決が下された。

テリーさんは、スキー場でグウィネスから衝突されたことで深刻な怪我と脳損傷を負ったと訴え、30万ドル(約4000万円)の損害賠償を要求。グウィネスが前方不注意で激突してきた後、すぐに現場を立ち去ったと主張していた。

一方のグウィネスは衝突してきたのはテリーさんの方だと主張し、法廷では「変質者か悪ふざけかと思った」と事故当時に性的暴行被害の恐怖を感じたと証言した。

そして裁判最終日には、陪審員がおよそ2時間以上にわたる評議を行った結果、過失は100%テリーさんにあるとの評決が下されたのだ。

これにより、テリーさんはグウィネスに対して1ドル(約130円)の損害賠償金の支払いを命じられた。さらに自身とグウィネスの訴訟費用も請求されるとみられるが、これらは数十万ドル(数千万円)にのぼる可能性があるという。

法廷で評決が読み上げられる間、グウィネスは真剣な面持ちだったが、勝訴したことを知るとホッとしたような表情をした。敗訴したテリーさんは下を向き、肩を落としてがっかりした様子だった。グウィネスは法廷を出るために最初に席を立つと、着席するテリーさんの後部に行き、何やら言葉をかけていた。


同日にはグウィネスが自身のInstagramストーリーで声明文を発表し、今回の裁判に関する心情をこのように伝えた。

「私が虚偽の主張を黙認したならば、自分の誠実さが損なわれると感じました。結果に満足するとともに、ホルムバーグ判事と陪審員の尽力に感謝します。この事件の処理に対する、皆様の思慮深さに感謝します。」

一方のテリーさんは米テレビニュース番組『Extra』の取材に応じ、評決に対して「非常に失望している」と語った。そして女優として長いキャリアを持つグウィネスと法廷で争ったことについて、このように話している。

「有名人であることにより、ある程度の信頼が得られるのです。有名人に立ち向かいたい人なんているでしょうか? 私がためらったのも不思議ではありません。とても難しい事です。セリフを覚え、他の誰かを演じる方法を学び、信頼されるようになり、賞を受賞する。そんな人物と戦う道を選ぶ人なんて、いるでしょうか。」

そして、グウィネスが嘘をついたと思っているかと質問されると、「彼女が真実を知っていると思います。私は、自分自身が絶対に偽りを伝えることはしない、と言ったことを知っています」と答えた。


テリーさんは、法廷を去る際にグウィネスが囁いた言葉について、「彼女は親切に、『あなたの幸運を祈ります』と言ってくれました」と明かした。

この時テリーさんはグウィネスに対し、「どうもありがとう」と答えたそうだ。



画像2〜4枚目は『Law&Crime Network 2023年3月30日付Twitter「BREAKING: The jury overseeing @GwynethPaltrow and #TerrySanderson’s ski crash trial returned a verdict completely siding with the famed actress.」』『Gwyneth Paltrow 2023年3月30日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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