解説陣がみた巨人・丸佳浩の状態

2

2023年04月17日 10:13  ベースボールキング

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

巨人の丸佳浩(C)Kyodo News
 打率.154。

 巨人・丸佳浩は、広島時代の17年に最多安打、18年に最高出塁率、17年と18年にリーグMVPに輝けば、巨人移籍後も坂本勇人、岡本和真らと共に打線の中心を担ってきたが、今季は開幕から今ひとつ波に乗り切れていない。

 オープン戦で打率.333をマークし、開幕してからは4月2日の中日戦で2−2の8回に決勝の第1号ソロを放った。安打は出るものの複数安打がなく、一時は打率1割台前半に落ち込むなど、苦しんだ。

 開幕してからの丸の状態をショウアップナイター解説陣はどう見ているのだろうかーー。

 11日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神』で解説を務めた江本孟紀氏は「去年くらいから悪い時の丸ですよね。ヒッチをすごいして、ためて打つバッターなんですけど、ヒッチが短い。だから私には手打ちのように見えるんですよね。去年の調子の悪い時もそうだった。調子が上がってくると、ベルトまで腕が下がってくるんですよ。本当はこういう打ち方はいけないんだけど、丸の特徴だからね。タイミングの取り方は手打ちですよね」と指摘。

 それでも同日の3回の第2打席、センターフライで二塁走者のオコエ瑠偉を三塁に進めた打撃については「悪くてもランナーを進める。今のも畳み掛けていところですけど、こうやってランナーを進めてチャンスでも回してくる流れにはなっていますよね」と評価した。

 12日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は同日の第1打席の左飛に「自分のバッティング、タイミングがあっていない気がしますね。今のも真ん中の甘いボールなんですけど、差し込まれていますもんね」と心配した。

 13日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神戦』で解説を務めた宮本和知氏は同日の第2打席の四球に「元々丸選手は選球眼が良い。今みたいにボールを最後まで見て、低めのボールを見逃すというのは、丸選手らしいですね」と話せば、続く第3打席の中安に「外から入ってくるスライダー系のボールだったんですけど、無理して引っ張ることなく、センターに打ち返しましたよね。それがヒットに繋がりましたね」と解説した。

 16日の中日戦で今季初のマルチ安打を達成し、現在12日の阪神戦から5試合連続出塁中。巨人がリーグ優勝するためにも、主力選手の丸には1日も早く本来の状態を取り戻して欲しいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定