鈴木奈々 離婚の背景に「芸能人妻と“ガチ一般人”夫との埋まらない精神的な溝」と仕事倍増の兆し

1

2023年04月23日 05:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

鈴木奈々

「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第85回 鈴木奈々

 タレント・鈴木奈々が4月18日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、一般男性と2年前に離婚していたことを発表しました。離婚そのものよりも、鈴木奈々を久しぶりに見た気がしたのですが、今回は「一般人の夫」という存在を考えてみたいと思います。

一般人ではあるが、プロフィールが一般的ではない

 女性芸能人が“一般男性”と結婚することはありますが、詳しく聞いてみると、確かに一般人ではありますが、プロフィールが一般的な人ではないなと思わされることがよくあります。女優・観月ありさの夫の青山光司氏は芸能人ではないという意味では一般人ですが、建設関連会社社長で、年商150億円とも言われています。成功した実業家と女優という組み合わせは、洋の東西を問わず、よくある組み合わせです。元フジテレビ・中野美奈子アナ、元テレビ朝日・竹内由恵アナのように、夫がお医者さんというカップルもいます。妻が人気芸能人であることは男性にとってはステイタスでしょうし、浮き沈みの激しい芸能界で働く女性にとって、経済的に安定している男性は魅力的でしょうから、お互いに自分の持つ強みやメリットを与え合っていると言えるでしょう。

 しかし、時代と共に、男女の価値観や出会う方法は変わってきています。お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーは6歳年下の一般男性と結婚しますが、出会いのきっかけは彼がバービーに「一緒にお酒を飲みにいきたい」とダイレクトメッセージを送ったこと。一度も会ったことがない人気芸能人を誘うなんてハートが強いと私は思うのですが、デジタルネイティブの若者たちにとって、友達も芸能人もあまり変わりはないのかもしれません。バービーの夫は一般人ということもあって顔出しはしていませんが、インスタグラムにはバービーとほとんど裸で抱き合った写真を投稿するなど、「見られる」ことがお嫌いではない様子。

    現在は、講談社が刊行するワンテーママガジン「FRAU」において、「僕の妻は女芸人」を連載しています。夫妻は妊活中であることを公表していますが、夫婦で「赤ちゃんが欲しい メンズ妊活まるっと一冊」(主婦の友社)の表紙を飾るなど、もはや一般人ではないような気がしますし、バービーも夫の活動を応援しているのでしょう。

 バービー夫妻のように「妻の名前を利用して、芸能活動をすること」に夫婦が納得しているのならいいのですが、このあたりのバランスがとれていないと難しいのではないでしょうか。たとえばお笑いコンビ・メイプル超合金・安藤なつは介護関係の仕事をする一般男性と交際3か月でスピード婚をします。「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)内で結婚披露宴をし、夫もマスクで顔を隠しながら参加していました。こちらの方もそういうのが「嫌いではない」のでしょう。

妻に甘えたい、妻を利用したい

 しかし、二人の結婚生活は次第にうまくいかなくなり、離婚調停にもつれこみます。2021年6月29日配信の「デイリー新潮」では、夫の知人なる男性が、安藤の束縛グセと金銭にシビアなエピソードを激白したのでした。こういうことはお互い言い分があるでしょうから何とも言えないのですが、私が気になったのは「ご飯に行く話」。

  安藤なつは結婚当初、芸能人のいる宴席に夫(当時)を伴っていたそうですが、夫が「あの人、元気かな。また一緒にご飯に行きたいね」というと「私を利用して近づきたいのか」と怒りだしたというエピソードが明かされています。夫としては単なる日常会話のつもりだったのでしょうが、そこに「妻に甘えたい、妻を利用したい」気持ちが見え隠れする気がするのです。男女を逆にして考えてみましょう。会社を経営している男性がいたとして、その妻が「あなたの会社の人とまたご飯に行きたい」と言ったら、変だなと思いませんか?

一般人夫に「甘い汁を吸いたい」という欲求

 いやいや、いくら夫が社長でも、会社の人はあなたとは無関係だよと多くの人が思うことでしょう。夫の持つ人間関係が妻のものでないように、妻の人間関係も夫のものではないのです。そこを超えるかのような発言をしてしまうのは、一般人夫に「甘い汁を吸いたい」という欲求があったからではないでしょうか。

 鈴木は元夫について、茨城県の中学時代の同級生で工場勤務といろいろなバラエティ番組で連呼していました。いうなれば、本当の一般人です。妻が人気芸能人であることが自慢の実業家タイプでもなく、妻の名前を使って芸能活動をするタイプでもない。こうなると、売れっ子芸能人で留守になりがちな鈴木と、一般人夫の精神的な溝は広がるばかりかもしれません。

 離婚の原因は他人にはわかりませんが、メンタルと夫婦関係というのは、少なからず関係があるように思います。鈴木は2021年6月12日放送の「マツコ会議」(日本テレビ系)に出演していましたが、仕事が減っていることについて、だいぶ思い詰めていた様子。仕事がないと心身ともに追いつめられますし、「弱り目に祟り目」とばかりに、人間関係が悪くなることも珍しくありません。

 幸い、体調は復活したようですから、離婚をネタにどんどん前に出てほしいものです。今のバラエティ番組では、夫婦仲良し、家庭円満よりも、離婚を経験したくらいのほうがプラスになるのではないでしょうか。

このニュースに関するつぶやき

  • 稼ぎが多いとか少ないとか、しょうもないトコで意地張ると潰れる。資本主義に毒され過ぎ、大事なのは子孫を残し次に進む社会だろって思うニュース_φ(・_・
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定