親にとって、わが子は特別です。何をやってもかわいいし、何をやってもすごい。親バカとは自覚しながらも、そんなふうに感じているママは少なからずいますよね。
ママスタコミュニティには、そんなわが子の”天才エピソード”を募集するトピックがありました。投稿者さんはとくに1〜2歳ごろの話が聞きたいそうで、もしかするとその年頃のお子さんを育てているのかもしれません。
ぐんぐん成長する1〜2歳。秘めていた才能も花開く?
1〜2歳といえば運動機能や言語機能の発達が目覚ましいころ。自我が芽生えてくる時期でもあります。昨日はできなかったことが今日はできるようになる、そんな劇的な変化も目にできそうです。
『小さい頃から絶対音感があり、歌が上手かった。声変わりする前は歌のコンクールで賞を取りまくっていた。今もカラオケで歌ってるのを聞くと、惚れ惚れする』お子さんは聞く人をうっとりさせるような、美声の持ち主のようです。「天才」ではなく「親バカ」エピソードとして教えてくれたコメントでしたが、いやいや、本物の天才という可能性も捨て切れません。
『それまであまりしゃべらず心配していたけど、2歳になったある日突然「〜って、なんでやねん!」と右手の振りと共にノリツッコミ。今小学校高学年だけど、話術のレベルは高い』関西在住の方だそうで、テレビなどでたくさんお笑い番組を観ていたせいかもしれません。大きくなった今も、会話ではツッコミ役だそうです。
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『1歳になりすぐに「でんた(電車)あった」「パパあっち」とか、ちょっとした2語文を話し始めた。今は大学生だけど、寡黙だよ。小さいときにしゃべりすぎたのだろうか』
『バイキンマンを上手に描いたので、絵の天才かもと思った。今は”絵心ない芸人”並み』輝いて思えた才能の片鱗が、今は違う分野に吸収されてしまったのかもしれません。
驚きの才能を持つ子どもたち。今ではママから頼りにされる小学生
微笑ましいレベルを大きく上回る、真の天才エピソードも寄せられました。
『1歳7ヵ月でひらがなと数字を読みはじめ、2歳3ヶ月でカタカナもマスター。ある検査でIQ140と言われた』まさに本物というわけです。もうすぐ2歳になるという男の子のママは、このコメントに「嘘でしょ! うちは「しんかんせん!」と言うのがやっとなのに……」と驚きの声を寄せました。
『2歳過ぎでひらがなカタカナすべてマスター。50カ国の国旗を暗記、首都まで言えた。今小学校の先生たちに「○○くんは天才です」と言われる。記憶力がすごいので、何か忘れたら全部息子に聞いている(笑)』
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『教えていないのに1歳でひらがなが読めていた。小学校の算数国語は年長で、小学2年生で中学の勉強を修了』驚くようなエピソードが次々飛び出しますが、コメントを寄せてくれたママは「常人に天才は上手に育ててあげられない。孟子やエジソンの母は偉大だわ」と感じているそうです。
身近にもありそうな天才エピソード。子どもはみんな天才!
小さな子独特の天才ぶりを発揮したというエピソードもあります。
『2歳でひらがなカタカナ、アルファベットをマスター。記憶力がすごくて神経衰弱をしたら最強だった。でも高校生になった今はいたって普通の子。もしかすると、平均より下かも』「あれは一体何だったのか、不思議でならない」とのことですが、たしかにどこが分かれ目だったのでしょう? 今はお友達も彼氏もいて、楽しそうな毎日だとか。
『わが子じゃないけど、電車の種類を音で聞き分ける”小鉄くん”がいた。高架下で電車は見えないのに「今のは桃太郎(貨物列車)だよ」とか。ミニカーを100個くらい持っていて、全部の車種名を言える子もいたな。子どもはみんな天才だね』まさにそうですよね。大人が苦労しても覚えられないようなことも、あっという間に覚えてしまう子がいるものです。子どもは才能の塊です!
素晴らしい才能を持つ子も多いようですが、「これならわが子もできるかも」というかわいい天才エピソードもありました。
『友人の子が2歳の頃。複数のアイドルグループのメンバーの顔と名前が全部一致していて、天才だと思った(笑)』
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『1歳過ぎの頃。ダンナとケンカしているとき、手を引っ張って私とダンナをソファに座らせて立ち去った』この子も間違いなく天才です。ここまでされたら、ママとパパはもう仲直りするしかありません。
『うちの子の写真。全部かわいい顔をしているから、天才モデルかもしれない』これには「うちも同じ!」と、共感するママが続出しそうです。何も自慢できるようなエピソードがないと思ったママも、これなら自信を持って宣言できるのでは?
『赤ちゃんの頃の「ぁぁぅぅうぁあ」が、ずっと「ママ」「パパ」「ごはん」「わんわん」に聞こえていた。「赤ちゃんなのに、天才じゃない?」って興奮していたんだけど、後から動画を見返したら全部「ぁぁぅぅうぁあ」だった』「親バカすぎて幻聴が聞こえていた」といいますが、ママのほうが聞き取りの天才ぶりを発揮していた可能性もありますよ。
お勉強系だけでなく運動能力やパズル、お絵描き、手先の器用さなど、さまざまな才能の紹介コメントがありました。大きくなってそのまま花開くか、何事もなかったようになるかはわかりませんが、わが子の天才エピソードとして、ずっとずっと忘れずにいたいものですね。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・んぎまむ