三笘薫、天皇杯初の公式アンバサダーに就任「天皇杯の経験が今の自分の礎」…川崎Fでは優勝に貢献

　日本サッカー協会（JFA）は18日、「天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会」の大会公式アンバサダーに、ブライトン所属の日本代表FW三笘薫が就任することを発表した。

　大会公式アンバサダーの就任は天皇杯史上初めてのこと。JFAは選出の背景について「天皇杯の特徴でもある『地元』から『日本一』そして、『世界』につながっているサッカーの世界観を具現化した選手の一人であること」と発表している。なお、活動内容としては、大会のPR活動や天皇杯の試合会場における応援メッセージ映像の上映などが予定されている。

　ブライトンと日本代表で中心選手として活躍している三笘は、2016年に行われた第96回大会にて天皇杯初出場を飾った。筑波大学サッカー部のメンバーとして北海道コンサドーレ札幌戦にスタメン出場するも、チームは0−3で敗北。翌年の第97回大会では、2回戦のベガルタ仙台戦で6分のゴールでチームを勝利に導き、“ジャイアントキリング”を達成した。筑波大学はベスト16入りを果たし、三笘はの大会を盛り上げた「天皇杯を象徴するゴール」として表彰
されている。

　大学卒業後は川崎フロンターレの一員として、第100回大会に出場。準決勝でのブラウブリッツ秋田戦で1ゴールを決めると、2021年元日に国立競技場にて行われたガンバ大阪との決勝戦では、値千金の決勝点をマーク。チームの優勝に大きく貢献した。

　大会公式アンバサダー就任が発表された三笘は、JFAを通じて次のようなコメントを発表している。

「このたび、第103回天皇杯のアンバサダーに就任した三笘薫です。日本サッカー界において、最も歴史のある大会のアンバサダーに就任できたことを大変光栄に思います。天皇杯は、プロ・アマ関係なく全国のチームが参加出来る大会で、私自身も大学2年生のときに初めて本大会に出場させていただき、格上の Jリーグのチームと対戦し多くのことを学ばせていただきました。また、川崎フロンターレ加入後に出場した第100回記念大会では、優勝も経験させていただきました」

「天皇杯の経験が今の自分の礎となっていると思います。今大会に出場するチームの活躍を心より期待しています。そして、日本サッカー界のさらなる盛り上がりに繋げるためにもみんなで大会を盛り上げていきましょう！」