リリー・ローズ・デップ、物議を呼んだ主演作がカンヌでスタンディングオベーション 過激なシーンも明らかに

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2023年05月24日 11:21  Techinsight Japan

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カンヌ国際映画祭のプレミア上映会に出席したリリー・ローズ・デップ。ザ・ウィークエンドとともに主演を務めたドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』がワールドプレミア上映された(画像は『The Idol 2023年5月22日付Instagram「LILY-ROSE DEPP」』のスクリーンショット)
リリー・ローズ・デップ主演のドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』が、第76回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映された。上映後にはスタンディングオベーションが巻き起こり、サム・レヴィンソン監督が涙ぐむ姿も見られたという。本作は撮影中に初代監督が突然降板し、レヴィンソン監督が後を引き継いだ。しかしその後、米誌が撮影現場でのトラブルを暴露し、レヴィンソン監督を批判するというスキャンダルに見舞われていた。

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リリー・ローズ・デップと歌手ザ・ウィークエンド(本名:エイベル・テスファイ)が主演するHBOのオリジナル・ドラマシリーズ『THE IDOL/ジ・アイドル』が、現地時間22日にカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映された。

本作は、HBOのドラマシリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』のクリエイターであるサム・レヴィンソン監督による、全6話からなる限定シリーズだ。

リリー演じるアイドル歌手“ジョスリン”が、ザ・ウィークエンド演じる“テドロス”というカルト指導者の餌食になるという、ハリウッドの音楽業界の裏側を描いている。母親の死後に精神的なストレスを抱え、ツアーをキャンセルしたジョスリンは、米国でトップアイドルの座に就くことを決意する。そんな時、大きな野心を持つテドロスと出会い、複雑な関係を築いていく。

米エンタメメディア『Variety』によると、プレミア上映された最初の2エピソードでは、いくつかのヌードシーンやリリーの顔に体液をかけたリベンジポルノ写真、さらに氷の塊で自慰をするなど、過激な場面が登場するという。

カンヌでのプレミア上映が終わると、観客席からは大きな拍手と歓声があがり、5分間におよぶスタンディングオベーションが巻き起こった。会場にいたレヴィンソン監督は、感動のあまり涙ぐんでいたそうだ。

今年3月、米誌『The Rolling Stone』は「HBOの次の『ユーフォリア』が、いかにして“拷問ポルノ”になったか」と題して、キャストやクルーなどを含む複数の情報筋が撮影の土壇場での修正や混沌とした作業に悩まされたことを報じていた。


昨年4月には、初代の監督を務めたエイミー・サイメッツが全6話の80パーセントを撮り終えた後に突然降板。その後、レヴィンソン監督が後任となった。

この件について同誌は、以前は音楽業界の女性差別的な性質を批判する内容だったが、レヴィンソン監督に交代後はドラマの視点が変わったことを指摘した。そしてある情報筋が「有害な男が抱くような歪んだファンタジーに変化した」と批判したことを伝えていた。


23日にカンヌで行われた記者会見では、このような報道についてリリーが「自分が本当に大切に思い、そんな人じゃないと分かっている人について、このように卑劣な言葉を目にするのは少し悲しいし、がっかりするものです」と反論した。

なお本作で俳優デビューしたザ・ウィークエンドは「レヴィンソン監督と一緒に鍋をかき回し、何か特別で楽しく、人々を笑わせ、一部の人々を怒らせるような作品を作ることを目標とした」と語っていた。

画像は『The Idol 2023年5月22日付Instagram「LILY-ROSE DEPP」「RED CARPET」』『Lily-Rose Depp 2023年5月5日付Instagram「Hello Angels…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • このドラマ大コケしてるらしいけど��������主演(+制作?)ザ・ウィークエンドが「デパルマやバーホーベンに影響された」な〜んて言い出したから気になって仕方無い�դ�դ�
    • イイネ!3
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