赤ちゃんを見たオランウータン、「こっち来て！」と催促しガラス越しのキス（米）＜動画あり＞

米ケンタッキー州の動物園で今月21日、オランウータンが生後3か月の赤ちゃんにガラス越しにキスする姿が捉えられた。このオランウータンは遊び好きで好奇心旺盛なことで知られるメスで、来園客とガラス越しに会話することがあるという。キュートな話題を米ニュースメディア『USA TODAY』などが伝えた。

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ケンタッキー州のルイビル動物園で現地時間21日、生後3か月のジョーダン君（Jordan）に興味を示す、メスのオランウータン“アンバー（Amber、35）”の姿が捉えられ、多くの人の心をほっこりさせている。

動画を撮影したのは、母カイラ・ジェイレン・ナティスさん（Kayla Jaylen Natsis）で、ジョーダン君は当時、祖母に抱っこされていた。

動画では、小さなジョーダン君を見つけたアンバーがガラス窓を左手でトントン叩く姿が映し出され、背後で「赤ちゃんを見たいのかしら」という声が聞こえる。


すると祖母は、ジョーダン君を抱っこしながらガラス窓に近づき、アンバーもジョーダン君のそばに寄って来てガラス越しにキスをした。

これには周囲から「あああああ〜」と喜びの声があがっており、アンバーはジョーダン君を見つめながら再びガラス越しにキス。その場は温かい雰囲気に包まれた。

カイラさんは当時のことを「ジョーダンを近づけると、アンバーはガラス越しに2度キスしたの。私たちを含むそこにいた全ての人が、そんなアンバーを『最高にキュート！』と思ったものよ」と述べており、この動画には次のようなコメントが寄せられた。

「アンバーはなんて頭がいいの！　アンバーの動画は大好きよ！」
「ワオ！　なんて素敵！」
「オランウータンは人間とよく似ているよね。」
「赤ちゃんもオランウータンも可愛い！」
「こんなに頭のいい動物を動物園に閉じ込めておくなんて！　しかも逃げ場がない。人間はなんて残酷なんだろう。」
「悲しいことに、オランウータンは動物園がなくては生きていけないのでは？」
「アンバーは楽しそうだもの。それが大切よ！」

ちなみにルイビル動物園のウェブサイトによると、アンバーは1987年10月15日、ミネソタ州セントポールのコモパーク動物園で誕生し、ルイビル動物園には1996年2月、8歳の時にやって来た。お茶目な性格で知られており、時には来園客が身に着けているキラキラしたアクセサリーや、カラフルなネイルを指差してみたり、「ハンドバッグやバックパックの中身を見せて」と催促することもあるという。



画像は『USA TODAY　2023年5月23日付「Orangutan at Kentucky zoo asks to see 3-month-old visitor: Watch what happens next」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）