脚を痛そうにかばって歩く犬、保護された途端に元気に歩き出す(ブラジル)<動画あり>

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2023年05月25日 11:02  Techinsight Japan

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路上で脚をかばって歩く犬を見つけた女性。過去に付近で捨て犬を保護したことがあった彼女は「この子にもう飼い主はいないだろう」と思い、自宅に連れて帰ることにしたそうだ(画像は『Darlene Freitas 2023年5月1日付TikTok「#fy #viral #meme #dog」』のスクリーンショット)
犬は人間の気を引くために、怪我をしたふりをすることがあるようだ。ブラジル在住のある女性は、路上で脚をかばいながら歩いている犬を見て心配になり、自宅に連れて帰った。しかしその犬は突然、元気に歩き出したという。ブラジルの動物情報ニュースメディア『Amo Meu Pet』などが伝えている。

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ブラジルのゴイアス州フォルモサに住むダーリーン・フレイタスさん(Darlene Freitas、28)が今月1日、路上で小型犬を保護した時に撮影した動画をTikTokに投稿したところ、620万回以上も視聴されるほど多くの関心を集めた。

ダーリーンさんは毎朝6時頃に近所の公園付近をランニングするそうだが、ある日、自宅から3キロほど離れたところまできた時、1匹のメスのヨークシャーテリアに出会った。犬は脚を痛そうにかばいながら歩いており、ダーリーンさんの前で仰向けになってお腹を見せたという。


いたたまれない気持ちになったダーリーンさんは、犬を抱いて連れて帰ることにした。彼女は当時のことをこのように語っている。

「この子は脚を痛そうにしていたので、私はかなりゆっくりと歩きました。実は以前、この付近で捨て犬を保護したことがあるんです。だから『この子にも飼い主はもういないだろうな』と思いました。」

自宅に戻る途中、ダーリーンさんは犬の耳の中からの強烈な異臭とダニだらけのためにお尻のあたりに疥癬ができていることに気づいた。さらに犬のお腹にはいくつかしこりがあることが分かり、犬の健康状態からダーリーンさんは「おそらく繁殖のために飼育されていたのでは…」と思ったそうだ。

自宅に到着後、ダーリーンさんは犬の体を綺麗に洗ってあげてベッドに寝かせると、近所までチーズを買いに出かけた。そしてダーリーンさんが戻ってくると、今まで脚をかばうように歩いていた犬は4本の脚をしっかり地につけて元気に歩いていたのだ。

犬はどういうわけか仮病を使っていたようで、まんまとダーリーンさんの気を引いて保護してもらうことに成功したのだった。ダーリーンさんが投稿した動画には、嬉しそうに部屋を歩き回る犬の姿が映っており、視聴者からは「この子は女優だね」「誰かこの子にアカデミー賞をあげて」といった声が寄せられた。

ダーリーンさんはこの犬に“フロリベラ(Florisbella)”と名前をつけて、家族として迎え入れることにした。そしてのちに動物病院へ連れていったところ、フロリベラは推定6〜8歳くらいで、お腹のしこりなどの小さな問題はあるものの、基本的に健康状態は良好だったという。

その後、ダーリーンさんはフロリベラのお腹のしこりの除去と避妊手術のために、ブラジル最大のクラウドファンディングサイト「Vakinha.com.br」で7515.10ブラジル・レアル(約20万9000円)の医療費を集め、フロリベラは無事に手術を受けたそうだ。ダーリーンさんのTikTokには、元気で愛らしいフロリベラの動画がいくつも投稿されている。



画像は『Darlene Freitas 2023年5月1日付TikTok「#fy #viral #meme #dog」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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