モリゾウとビモロシューズがタッグを組んだ『ビモロレーシング, RR MORIZO Selection』誕生

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2023年05月25日 16:31  AUTOSPORT web

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モリゾウとビモロシューズがタッグを組んだ『ビモロレーシング
 5月25日、スーパーGTやスーパーフォーミュラはもちろん、スーパー耐久シリーズにも3台体制で参戦しているROOKIE Racingは、初動負荷理論®の創案と具現化マシン、そして『高機能シューズ・ビモロ』の発明で世界に知られる神経筋生理学者の小山裕史博士と、ドライバー『モリゾウ』としても活躍する豊田章男ROOKIE Racing代表が共同・協業製作したレーシングシューズ『ビモロレーシング RR Morizo Selection』を予約販売すると発表した。

 豊田章男トヨタ自動車会長はROOKIE Racingの代表、そしてしてレーシングドライバー『モリゾウ』としての顔をもち、チームを率い『もっといいクルマづくり』への飽くなき挑戦を続けるとともに、自らもドライバーとして速さを磨き続けているが、ある想いがあったという。

「レーサーのほとんどが、首、肩、腰、膝にダメージを受ける。私もそのひとりです。高速度での曲線走路では、大きな横Gがかかり、身体の半分の血流阻害を防ごうとして筋肉を強く使う。強い筋肉の緊張とダメージは、レーサーの宿命であり、致し方ないとされていました」とモリゾウ。

 しかし「国際線機内でのこと。裸足になるより、揺れに強い制御力をもつビモロを履いている方が、足がむくまなくことに驚き、CAの皆さまからも激務を救うビモロシューズ製作を小山博士に依頼してください、との声がありました」とビモロシューズで筋肉の使い方が変わることを検証し、体験したのだという。

「膝が伸びず、骨盤が後方に取られるのがレーシングシューズ。身体の緊張を大きくしている。これを改善したい、ビモロでレーシングシューズをつくれないか」──そんなモリゾウの想いからこのプロジェクトが始まった。

 この依頼をうけ、「先見性に感じ入るとともに『不可能です』とはお応えできない雰囲気があり、特別な汗を得ながら闘志が燃え上がり、お話しを伺った瞬間に設計図が閃きました」と小山博士はシューズ開発を進めた。

「豊田章男さまの探究心と、CAの皆さまの激務に想いを寄せられるお姿にさらにほっこり。そして製作に入りました。製作途中でも検証を重ねて具現化しました。初動負荷理論®と初動負荷カムマシン、そしてビモロシューズ誕生時と同じく、『エポック・メーキング製品』でありメモリアルなシューズ。豊田章男さまの発想と熱意が私たちを動かし、安全で疲れにくく操作性に富むレーシングシューズを誕生させました」

 こうして誕生した『ビモロレーシング RR Morizo Selection』は、サーキットユーザーのニーズに応える、FIA公認のレーシングシューズ。ROOKIE Racingでは2023年8月末までの限定で予約を受け付け、納期は予約後に案内される。購入検討等詳細はホームページまで。

 5月26日〜28日に開催されるスーパー耐久シリーズ第2戦NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースに向けて、すでにモリゾウはこの『ビモロレーシング, RR MORIZO Selection』を履きドライブしている。またレースウイーク中、富士スピードウェイ内の『CRANE Garden』のショップ内で実物の展示が予定されている。
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