卵膜に包まれて誕生した赤ちゃん、医師にお腹をくすぐられて目を覚ます(ブラジル)<動画あり>

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2023年05月27日 05:11  Techinsight Japan

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今年3月24日にブラジル、ゴイアス州アナポリスの産科病院で誕生したギリェルメ君。卵膜と羊水に包まれた“被膜児”だった(画像は『G1 2023年3月31日付「Bebê nasce empelicado e médico faz cócegas na barriga dele para acordá-lo; vídeo」(Foto: Arquivo Pessoal/Katia Sousa)』のスクリーンショット)
ブラジルで今年3月、卵膜と羊水に包まれた“被膜児”が誕生した。子宮から出た赤ちゃんは通常、まず産声を上げるものだが、被膜児の場合は卵膜が破られない限り、元気な泣き声を上げることはない。珍しく、神秘的な被膜児誕生の瞬間を、ブラジルのネットメディア『G1』などが当時の映像とともに伝えた。

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ブラジルのゴイアス州アナポリスにある産科病院で3月24日、カティア・スーザさん(Katia Sousa)がギリェルメ・アーク君(Guilherme Auak)を帝王切開で出産した。

ギリェルメ君は約8万分の1の確率で誕生すると言われる“被膜児”で、当時の動画では、彼が卵型の卵膜に包まれ、羊水の中で身体を丸めて眠っているように見て取れる。

珍しい被膜児の誕生にスタッフは驚きの声をあげており、卵膜の上から手や身体に触れているが、ギリェルメ君は顔を歪め、嫌がっているようにも見える。


医師はその後、手指を使って卵膜を破り、ギリェルメ君の腹部をくすぐって刺激。するとギリェルメ君は身体を反らして反応し、目を覚ました様子であった。

そうして卵膜が破られてから約10秒後、ギリェルメ君はやっと赤ちゃんらしい産声を上げ、医師は続けてへその緒の処理を行った。

なおカティアさんは、ギリェルメ君のような被膜児が非常に稀であることを知って驚愕したそうで、「出産時の動画にはとても感銘を受けたの。そして繰り返して見たいと思ったわ」と明かし、次のように続けた。

「赤ちゃんの誕生というのは興味深く、美しく、完璧なもの。しかも神様は今回、私たちに被膜児を授けてくださった…。神様と医師には心から感謝しているわ!」

実はカティアさん、この出産を機に卵管結紮術という避妊手術を受けており、「ギリェルメは私の最後の妊娠。だから神様は、私たちに特別なご褒美を与えてくれたに違いないわ」と嬉しそうに述べていた。

ちなみに日本では、被膜児は“幸帽児(こうぼうじ)”とも呼ばれ、幸せの象徴と言われるが、ここ最近はブラジルからの“特別”な被膜児のニュースが増えており、今月1日には双子の片割れが、昨年6月には双子姉妹が被膜児で誕生し話題となっていた。



画像は『G1 2023年3月31日付「Bebê nasce empelicado e médico faz cócegas na barriga dele para acordá-lo; vídeo」(Foto: Arquivo Pessoal/Katia Sousa)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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