【注意喚起】火災事故の原因にも! エアコン・扇風機の使用で気をつけることは

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2023年05月28日 10:21  マイナビニュース

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製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は5月25日、夏に向けてエアコンおよび扇風機の使用について気を付けるポイントを発表した。


同機構に通知された製品事故情報において、エアコンおよび扇風機の事故は2018年度から2022年度の5年間に合計409件 (エアコン:343件、扇風機:66件)発生している。その約半数に当たる186件は、6月から8月の夏期にかけておきている。409件中383件(エアコン:320件、扇風機63件)が火災事故となっているため、注意が必要とのこと。


熱中症対策として、エアコンや扇風機を活用することは大変有効だが、急激に使用頻度が増加するため、製品にとっても過酷な季節であるという。特に、古い製品やリコール対象製品、あるいは施工に問題を抱えている場合は、これまで正常に使えていたとしても酷使や経年劣化により事故のリスクが高まる。夏本番に、エアコンや扇風機が原因で火災事故等に遭うことがないよう、気を付けるポイントを公開した。



エアコンの気をつけるポイントとしては、「不具合(水漏れ・異音や異臭がする・エラー表示が出る・意図せず停止する)がないかチェック」「取り付け・取り外し・内部洗浄といった工事や作業は、専門の知識や資格を有する業者に依頼する」ことを挙げている。

電源コードの継ぎ足し接続(ねじり接続)では、コードの加工部分が発火するおそれがある。専門知識を有しない者による内部洗浄では、その不備によって発火する可能性もあるという。


扇風機の気をつけるポイントとしては、「不具合(動きが悪い・異音や異臭がする・モーター部分が異常に熱い)がないかチェック」「使用しないときは電源プラグをコンセントから抜く」を挙げている。



エアコン・扇風機で共通することは、点検の結果、少しでも異常がある場合には使用を中止し、専門の知識や資格を有する業者に点検を依頼すること。使用している製品がリコール対象ではないか確認し、該当する製品の場合は使用を中止し、事業者に連絡する。



リコール製品であった場合は、不具合が生じていなくても使用を中止し、購入した販売店や製造・輸入事業者に確認や相談をする。リコール情報は、事業者、消費者庁、経済産業省及び同機構のホームページでも公開している。同機構のiPhoneR向けアプリ『NITE AR-Shot』を使用すれば、製品のリコール情報をスマートフォンのカメラ機能を使って調べることができる。



同機構では、ホームページで製品事故に特化したウェブ検索ツール「SAFE-Lite(セーフ・ライト)」のサービスを実施。慣れ親しんだ名称で製品名を入力すると、その名称(製品)に関連する事故の情報が表示される。(フォルサ)

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