BIG3批判の5か月前に「さんまさんYouTube出て」 中田敦彦が噛み付く人「かまってほしい」人説

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2023年06月03日 12:30  週刊女性PRIME

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YouTuberになる前の中田(2018年)、仕事の減少を直撃したところ「干されたってことじゃない。仕事を整理したんです」と語っていた

「中田敦彦の乱2023」が今やお笑い界を巻き込んだ騒動になりつつある。

 発端は中田が【松本人志氏への提言】と銘打って自身のYouTubeチャンネルに5月29日公開した動画で、「松本さんは賞レースの審査員をやりすぎてしまっている。いくつか降りませんか」と呼びかけたこと。また、「松本さんに対して何も物が言えない空気はある」とも問題提起した。

 松本自身は30日にツイッターで、「テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん。連絡待ってる!」とボールを中田に投げ返す反応。

 ところで中田は件の動画で「どう思います? これ見てる粗品君どう思う?」「会社にさ、お金借りてる若手は絶対何も言えないよね。粗品君、俺、代わりに言うわ。『松本さん、審査員やりすぎですよ』って」と、なぜか霜降り明星・粗品の名前も出していた。

 これに激怒したのは粗品の相方せいや。動画公開の日「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田」とツイッターにぶちまけたのだ。

 これに対し、中田のオリエンタルラジオの相方藤森慎吾、東野幸治、ほんこん、キングコング西野亮廣、ナインティナイン矢部浩之、堀江貴文氏、ひろゆきなどが次々に意見表明し、ある意味テレビよりもアツい(!?)事態に。

「BIG3いるのおかしくないですか?」も本音は「かまってほしい」?

 中田が指摘するようなお笑い界における「松本人志一強」の是非はさておくとして、彼の一連の発言については前々からある兆候と法則があった。

 端的に言うと「あっちゃんが噛み付く相手は愛憎あって振り向かせたい、かまってほしい人物で、以前からYouTubeでよく言及している」ということだ。

 5月3日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に相方藤森と出演した中田だが、「お笑いBIG3(明石家さんま・ビートたけし・タモリ)」について、「BIG3いるのおかしくないですか?」として“彼らがいまだにテレビ界に君臨しているので下の世代のチャンスが奪われている”という趣旨の事を語っていた。

 これはやはり物議を醸し、「だったら実力で超えろ」「お笑いを降りた男の負け犬の遠吠え」などと炎上。

 しかし実は中田は、昨年末、『2023年の展望を語る!BIG3に会いたい』という動画をアップし、タイトル通り「たけしさん、タモリさん、さんまさん、狙ってます」「たけしさん、(たけしの若手時代を描いたNetflixの)『浅草キッド』観ました」「さんまさん(YouTubeに)出てくんねーかなー」などと共演のラブコールを送っていた。

 実際オリラジは『笑っていいとも!』でタモリと共演しており、中田は昨年の大晦日に生配信した『愛と狂気の500万人突破LIVE』という動画でタモリについて、「タモリさんにもねーお世話になりましたよ。『笑っていいとも!』でねー。やさしいんだよ。本当やさしいんだよ」と述べていた。

 そんな「会いたい」3人に5か月後炎上するほど噛み付いた中田。あえて噛み付くことで、振り向かせたいのではないか、絡みを獲得したいのではないか、と思えてくる。

以前から粗品の「才能とギャンブルと借金」を賞賛

 粗品も同様だ。今回松本人志へのメッセージ動画にもかかわらずなぜか粗品を巻き込んだのは兆候があった。

 中田は昨年3月『吉本が欲しかった天才芸人・霜降り明星粗品を語る!』という動画で、粗品の魅力を語っていた。

「テレビも忙しいのにYouTubeを頑張っていて、短いあるあるネタから長尺のしゃべりまでできる」と賞賛していたが、「なんせすごいなと思うのはすごい借金あるらしいじゃん。真逆よ俺と。俺なんてさ、安定的な投資の授業してんだよ」と粗品の“借金漬けギャンブラー”ぶりにやたら感嘆。

 また、「吉本からしたら一番いい人材なんじゃない。ギャンブル絶対やめられなくて吉本にお金借りてる天才芸人は吉本は一番欲しいじゃん」と今回粗品の借金に言及した伏線ともいえる発言をしていた。

 おそらく中田は才能を認める粗品をわざと巻き込むことで、彼の反応を見たかったのではないか。霜降りの二人は6月2日(3日1:00)の『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でこの件について改めてトーク。

 要約すると、「中田さんは頭のいい人だし提言は提言として聞いていた。しかし、人を巻き込む、しかも後輩、しかも俺の相方はいけない。頭のいい人だから戦略的に粗品の名前を出してるはず。人巻き込むのはうんこちゃいます?って。呼び捨て含め言葉は失礼だった。自分でも眠れなかった」(せいや)

 粗品は途中から「例え話で出してるだけだよせいや君」「僕は粗品君を買ってるんだよ」などと“擬似中田”としてせいやを問い詰めだし言葉に詰まったせいやが「ウンコヒューマン!(オリラジの『PERFECT HUMAN』のもじり)」と気張るポーズをして悪ふざけするシーンも。

松本人志には以前から遺恨を隠さずーー

 そして松本人志である。彼については愛ではなく“憎”の発言がもうたびたびあった。

 複数の動画での発言を総合すると、中田が松本に敵愾心を燃やした最大の原因はこれだ。

 2016年、オリラジが音楽ユニット『RADIO FISH』の『PERFECT HUMAN』をヒットさせたことに対し、松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で

「いやー。笑いを取ろうとしていないというところが逆に笑えますね」

「(ダンスの)前にやったネタの方が話題になっているわけではありませんし、そもそも武勇伝自体も面白いわけではないですからね」

「タフやなーと思いますね。ここまで色々あの手この手でねー」

 と一刀両断したことだという。中田はその評価を「受け入れる、はない」と語っており、彼の中では相当の衝撃と遺恨を生み、今日に至っている模様。

 シンガポールに移住後、YouTuberとして登録者数(中田敦彦のYouTube大学ーNAKATA UNIVRESITY)500万人越えし、一定のリスペクトを集める今だからこそ松本に“襲撃”を仕掛けたとしか思えないのだ。

 事実、『サンデージャポン』(1月8日)『しゃべくり007』(2月27日)『トークィーンズSP』(3月23日)、『あちこちオードリー』(5月3日)、『新しいカギ』(5月6日)と今年に入ってまるで“日本逆上陸”のようにテレビ番組出演を増やしている中田。

 しかし、今回「松本人志批判」という芸能界に特大の爆弾を投げ込み、ここまで騒ぎが拡大した以上、彼の出演ラッシュもそろそろ終わりそうな気配だ。

 YouTubeやSNS、サロン、ファンビジネスで稼げる人物ほどしがらみを気にせず、発言も奔放になるのはソーシャル時代の傾向と言え、中田も日本のテレビに出られなくても屁のかっぱ、なのかもしれない。

 しかし、まだまだ日本の芸能界で生きる、相方の藤森だけにはこれ以上迷惑をかけないで欲しいものーー。

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