羽田太河、Moto2の残り15戦に参戦「昨年よりもいい結果を求めていきます」ダラ・ポルタはSAGから離脱

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2023年06月04日 00:30  AUTOSPORT web

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Moto2:羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)/2022MotoGP第16戦日本GP
 6月3日、全日本ロードレース選手権に参戦しているTN45 with MotoUP Racingおよびロードレース世界選手権Moto2に参戦しているPertamina Mandalika SAG Teamは、第6戦イタリアGP以降の15戦に羽田太河がMoto2から参戦することを発表した。

 まず、5月31日にPertamina Mandalika SAG Teamが、ロレンツォ・ダラ・ポルタとの契約を終了することを発表。Moto2で4年目を過ごしていたダラ・ポルタは、2023年にItaltrans Racing TeamからPertamina Mandalika SAG Teamに移籍したが、今季の序盤5戦で、最高位は開幕戦の19位だった。

 そんなダラ・ポルタとチームは、別々の道を歩むことを決定。チームは「シーズン開始から現在までのダラ・ポルタの献身的な貢献に心からの感謝の意を表したいと思う。ロレンツォ・ダラ・ポルタの前向きな性格を考慮して、慎重に検討した結果、難しい決断となった。私たちは、この決定が双方にとって利益となることを確信している」と声明を発表した。

 また、ダラ・ポルタは、右肩の負傷が原因で治療に専念することを決断したアレックス・エスクリチの代役として、フォワード・レーシングから第6戦イタリアGP以降の3連戦に参戦する。

 また、ダラ・ポルタの離脱により、羽田がPertamina Mandalika SAG Teamからシーズンの残り15戦を戦う。羽田はアジアロードレース選手権、FIM CEV レプソル Moto2 ヨーロッパ選手権の経験もあるライダーだ。2021年には代役とワイルドカードでMoto2に2度参戦している。

 2022年からはTN45 with MotoUP Racingから全日本ロードST600クラスを戦っており、開幕戦から優勝を飾って前半戦はランキングトップにつけていた。その後、代役でPertamina Mandalika SAG Teamから終盤の8戦をMoto2で過ごした。

 今季もTN45 with MotoUP RacingからST600を戦っているが、上記の通りダラ・ポルタの離脱があり、再びPertamina Mandalika SAG TeamからMoto2に参戦することとなった。

 TN45 with MotoUP Racingもプレスリリースを発行して「再び世界を走るチャンスをつかみました。昨年はシーズン後半戦からの代役参戦でしたが、今年は、まだ15戦あるため昨年以上の結果を残してくれるでしょう。羽田の応援をよろしくお願いいたします」としており、チームのコンセプトである“再び世界を目指す”を実現するために羽田を送り出した。

■羽田太河
「まずはチームとピーアップ中込社長に感謝いたします。常に世界を走ることを意識していましたし、このチャンスをいただけたことを、とてもうれしく思っています。今年は15戦走ることができますし、昨年よりも、いい結果を求めていきます。そのためにも、しっかり自分自身でやるべきことをやり、全力を尽くして走ります。6月の3連戦は、いずれも初めて走るサーキットですが、昨年の経験を生かしてひとつでも上位を目指します」

■長島哲太チーム代表(TN45 with MotoUP Racing)
「羽田は、もともと世界を走りたいという希望がありましたし、昨年もシーズン後半戦でチャンスがありポイントも獲得していました。今年は6月から走ることができるので結果次第という部分もありますが、来年の契約に関しても進めていけるはずなので、大きなチャンスをつかんで世界で走り続けられるように頑張ってもらいたいですね。結果を残せるようにチームとしてもサポートしていきますし、僕もいけるレースには駆けつけてアドバイザーを務めようと思っています」

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