八村塁の僚友NBA“キング”ことレブロン・ジェームズが、ル・マン100周年大会のスターターに就任

　6月5日、全米プロバスケットボールのスーパースターであるレブロン・ジェームズが、6月10日から翌11日にかけてフランスで開催されるル・マン24時間レース100周年記念大会のスターターに指名された。

　ジェームズは、八村塁も所属するロサンゼルス・レイカーズで活躍するNBAのレジェンドプレイヤー。4度のNBAチャンピオンであり、オリンピックでも2度金メダルを獲得している。

　今年2月には通算得点数を3万8390点としNBA歴代最多記録を更新した38歳のジェームズは、10日土曜16時（日本時間23時）に予定されている24時間レースのスタートにおいて、フランス国旗を振って62台のマシンを見送ることになる。

　近年のル・マンでは、俳優のブラッド・ピットやテニスプレイヤーのラファエル・ナダルといった著名人も、この役目を果たしている。

「レブロン・ジェームズをル・マン24時間レースの100周年記念大会に迎えることができ、感激している」と語るのは、このレースを主催するACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長。

「彼が我々の招待を受け入れてくれたことに心から感謝している」

「ル・マン24時間レースは世界的に有名なイベントであり、過去にはさまざまな分野の著名人を歓迎してきた。レブロン・ジェームズは、スポーツ界の真のレジェンドであり、その功績と記録の数々は、尊敬と賞賛を集めるものだ」

「私たちは、彼にル・マン独特の雰囲気と、世界最高の耐久レースの100周年が生み出す興奮を紹介できることを楽しみにしている」

　パフォーマンスカーのコレクターであるジェームズは、フランスが誇る伝統ある耐久レースの物語における“歴史的瞬間”に参加できることを光栄に思っていると述べた。

「スポーツの最高峰を見たり、体験したりすることほど素晴らしいことはない」と彼は語った。

「モータースポーツの歴史的瞬間に立ち会い、世界最大のスポーツイベントのひとつであるレースの100周年を祝う手助けができることは、私にとって光栄なことだ」

「この象徴的なレースをスタートさせ、ル・マンの世界的な舞台で世界トップクラスのドライバーたちが競い合うのを見るのを楽しみにしている」