息子の血漿を輸血した父親(45)。医療診断と治療に年間200万ドル(約2億8000円)をかけており、今回のプロジェクトで生物学的総合年齢が少なくとも5歳は下がったそうだ(画像は『Bryan Johnson 2023年5月23日公開 YouTube「Will My Son’s Blood Make Me Younger?」』のサムネイル)アメリカの大富豪が、18歳の肉体を取り戻そうと息子の血液を輸血するという施術を行った。このエイジングケアは批判を浴びつつも、長寿や若返りを夢見る人々に希望を与えているようだ。金融ニュースなどを伝える米経済専門番組『Bloomberg』などが伝えている。
ロサンゼルスにある「シティ・オブ・ホープ国立医療センター(City of Hope National Medical Center)」の生化学者チャールズ・ブレナー氏(Charles Brenner)は「気持ちが悪く、証拠に基づいていない比較的危険な施術だ」と考えており、「エイジングケアのためにこの施術を考えている人は、長いハイキングに出かけた方がよっぽど良いのではないでしょうか」と話している。また「エイジングケアのための輸血を希望する人たちは、自分の死に対して不安を抱えているのです」と主張した。
画像は『Bryan Johnson 2023年5月23日公開 YouTube「Will My Son’s Blood Make Me Younger?」』のサムネイル、『Bloomberg 2023年5月22日付「The Man Who Spends $2 Million a Year to Look 18 Is Swapping Blood With His Father and Son」(Photographer: Magdalena Wosinska)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 H.R.)