トヨタのワン・ツーでル・マン24時間開幕。Dステーションが悲運の大クラッシュ/FP1

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2023年06月08日 01:10  AUTOSPORT web

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サルト・サーキットを走行するトヨタGR010ハイブリッド
 6月7日、フランス・ル・マンのサルト・サーキット(ル・マン24時間サーキット)で、2023年WEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースのレースウイークの走行がスタートした。14時から3時間行われたフリープラクティス1のセッションでは、トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)がトップタイムをマークしている。

 テストデーに続き、晴れ/ドライのコンディションの絶好のコンディションのもと、14時にセッションがスタート。グランドマーシャルを務めるトム・クリステンセンがピットレーン出口でグリーンフラッグを振る中、100周年記念大会に出走する62台の車両が続々とコースインしていった。

 開始早々、7号車トヨタのホセ・マリア・ロペスが3分28秒290をマークしタイミングモニター最上段へ。プジョー9X8の2台も、3分28秒台に入れて続く。

 開始10分過ぎ、JMWモータースポーツの66号車フェラーリ488 GTE Evoルイス・ペレッテがフォードシケインでクラッシュ。マシン後部には大きなダメージを負っているようだが、ドライバーは自力でマシンを降りている。レースコントロールは、周辺セクターを80km/hに規制する『スローゾーン』を導入し、マシンの回収にあたった。

 40分が経過するころ、ガレージを離れたプジョー93号車がピットロード上でストップし、メカニックによりガレージへと押し戻される場面も。48分過ぎにはアルピーヌ・エルフ・チームの35号車オリ・カルドウェルがフォードシケインでコースオフ。その後、ピットへと戻っている。

 セッション折り返しが近づく頃、Dステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRを駆るキャスパー・スティーブンソンが森のエス出口左側のガードレールにクラッシュ。コース上に跳ね返ってストップしたところに、13号車のスティーブン・トーマスが激しく衝突し、セッションは即座に赤旗中断となった。

 激しいTボーン・クラッシュとなったが、スティーブンソンは自力でマシンを降りている。しかしながら、マシンは全損のようだ。

 15時28分に赤旗となったセッションは、16時03分にグリーンフラッグが提示され、再開となる。セッション終盤に入り、8号車トヨタがブレンドン・ハートレーのドライブにより3分27秒742を記録し、トップに立つ。

 セッション残り4分ほどのところで、コルベット・レーシング33号車シボレー・コルベットC8.Rのニコラス・バローネがテルトル・ルージュで単独スピンからタイヤバリエへとクラッシュ。16時56分に赤旗が提示され、そのままセッションは終了となった。

 首位は8号車トヨタ、2番手はセッション中盤にタイムを上げていた7号車トヨタが入り、3番手にはキャデラック・レーシングの2号車キャデラックVシリーズ.Rが続いている。

 全車がオレカ07・ギブソンのパッケージで争うLMP2クラスは、JOTAの28号車が首位。プロ/アマカテゴリーのクール・レーシング37号車が2番手、プレマ・レーシング63号車が3番手に続いている。

 LMGTEアマクラスはGMBモータースポーツの55号車アストンマーティン・バンテージAMRがトップタイム。ケッセル・レーシングの74号車フェラーリ488 GTE Evo(ケイ・コッツォリーノ/辻子依旦/横溝直輝)はクラス14番手、木村武史の乗り込むケッセル・レーシング57号車フェラーリはクラス17番手でレースウイークをスタートさせている。

 この後、現地時間19時(日本時間翌2時)からは、早くも予選のセッションが行われる。ここでの各クラストップ8が8日の最終予選“ハイパーポール”へと進出し、各クラスの上位グリッドが決定することになる。

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